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日立、韓国電気研究院向け大電力試験用4000MVA級短絡発電機と周辺電気設備を受注

2013-03-07

韓国電気研究院向け大電力試験用4,000MVA級短絡発電機および
周辺電気設備を受注



 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、大韓民国(以下、韓国)の韓国電気研究院(Korea Electrotechnology Research Institute/以下、KERI)から、同国慶尚南道キョンサムナムド)昌原(チャンウォン)市の大電力試験所に増設される4,000MVA級(2,000MVA級 2基)短絡発電機(*)および周辺電気設備を受注しました。

 世界的な電力需要の増加に伴い、電力の大容量化が進展している各種送変電機器は、機器の信頼性認定のため世界標準に準拠した認証取得が求められており、また、設備の認証件数自体も増加しています。今後、大容量の送変電機器の認証には、本試験所をはじめとする認証機関での検査・認証が必要であり、KERIにおける設備の増強が求められていました。

 今回受注した短絡発電機は、世界的な重電機器分野の公認試験・認証機関として知られるKERIの大電力試験所で使用する短絡試験用の設備です。今回日立は、KERIが要求した4,000MVA級に対して、2,000MVA級 短絡発電機2基を供給します。2015年に納入する予定です。

 日立の短絡発電機は、高頻度の大電流試験に伴う厳しい運転条件に耐えるため、通常の発電機とは異なる特殊な設計(短絡により生ずる電磁力・トルクに耐えるような機械的耐力を有する構造)とし、減衰の少ない大電流を供給できるような電気設計を考慮しています。また、2,000MVA級 短絡発電機2基で構成することで、並列運転による総試験容量の増大および各々単独運転による試験の同時処理が可能になり、試験の運用効率を高める事ができます。日立は、1998年にKERIへ600MVA短絡発電機設備を納入した実績があります。

 日立は、今後も需要が見込まれる新興国市場での短絡発電機の受注活動を積極的に推進し、社会イノベーション事業をグローバルに展開、加速していきます。

 *短絡発電機:遮断器の短絡試験時などに必要となる短時間大電流の供給源となる特殊な発電機。出力側を短絡することにより突発的な大電流(短絡電流)が発生するが、それを試験用電流として積極的に利用する。


以上

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日立製作所 大韓民国 慶尚南道 新興国 キョン 発電機 電磁力

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