SCSK、桧家HDに注文住宅事業向けのコーディネーター積算システムを導入

桧家ホールディングスがコーディネーター積算システムを運用開始
SCSKが開発、運用サポートまで提供

〜設計から積算、発注業務までをシステム化、業務効率向上と顧客満足度向上を実現〜



　SCSK株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：中井戸　信英、以下SCSK）は、桧家ホールディングス株式会社（本社：埼玉県久喜市、代表取締役社長：近藤　昭、以下桧家HD）から注文住宅事業向けのコーディネーター積算システムを受託し、２０１３年３月から桧家HDの各注文事業グループ会社７社で運用を開始しました。


１．背景
　桧家HDは、昭和６３年に設立された株式会社東日本ニューハウスが前身であり、注文住宅事業を中心に業績を伸ばしてきました。桧家HDを中心とする桧家グループは、住宅産業を総合的な視野で捉え、幅広い住宅関連事業を展開していくという新たな経営戦略に基づき、グループ体制の大幅な再編を図りました。積極的なM＆Aにより不動産事業、断熱材製造販売事業、賃貸住宅事業を傘下に収めたほか、リフォーム事業、FC事業についても内容と体制を一新し、主力の注文住宅事業を中核とする新たな枠組みを構築しています。これにより、これまで首都圏に限定していた営業エリアを全国へ拡大。各事業間の連携が大きなシナジー効果を生み出し、グループとしての総合力を高めることで新たな成長ステージを目指しています。


２．選定ポイント
　桧家HDでは、グループとしてのさらなる成長に向けて、以下の点を評価し、SCSKの提案が採用されました。

　・これまで２９年間にわたる住宅業界でのCADシステムから積算、業務系システムの豊富な開発、導入実績とノウハウが豊富であった
　・桧家グループで使用している住宅設計CADと連動するため、新たな投資の軽減とシステム運用の効率化が図れた
　・システム要件であったお客様の満足度の向上についても考慮し、機能要素として取り込んだ提案を行った

　本件、２０１１年４月に初期提案を行い、同年６月に正式契約。以後仕様決めから納品まで実施。その後、桧家HD内での検証および試験運用を経て、２０１３年３月から注文住宅事業グループ会社７社での運用が始まっています。


３．システム運用によって得られる効果
　住宅業界におけるコーディネーターの役割とは一般的には設備や仕上げ材の種類や色を施主と決めるところであり、本システムにより以下の効果が得られました。

　・実施設計CADシステムから積算に必要な情報が連動するので、積算効率が飛躍的に向上
　・仕様、部材をマスター化し、早く正確に実行予算の確定が可能
　・コーディネーターが施主と打ち合わせして決めた内容を、分かり易いビジュアルの形でその場で施主に提示が可能
　・コーディネーターフェーズの打ち合わせ内容が漏れなく実行積算に反映される
　・実行予算から発注書が出力できるので、正確な発注業務の効率が向上


【システムフロー概略図】

　＊添付の関連資料を参照


４．SCSKにおける住宅業界向けシステム開発実績一覧

（１）住宅業務管理システムパッケージ「PImacs」シリーズの開発、販売
　・PImacsZERO（分譲、請負事業向け）
　・PImacsReFORM（リフォーム事業向け）
　・PImacs２１（請負事業向け）

（２）SuperSoft II（住宅設計３次元CAD）

（３）個別オーダーシステム開発
　・仕様積算システム
　・コーディネーター積算システム
　・S造ユニット住宅設計CADシステム
　・プランフィッティングシステム
　・プレゼンボード共有システム
　・オプション自動見積り積算システム
　・プレカット連動伏図自動生成CAD　他


５．SCSK会社概要
　SCSKは、システム開発、ITインフラ構築、ITマネジメント、BPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）、ITハード・ソフト販売まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインナップでご提供します。また、住友商事をはじめとするお客様の世界各国におけるITシステム・ネットワークのサポート実績を活かし、グローバルITサービスカンパニーとして、さらなる飛躍を目指してまいります。
　なお、SCSKにおける住宅業界向けソリューションは、１００％子会社であったスーパーソフトウェア株式会社時代から数えると住宅業界２９年目となり、CADシステム、積算システム、業務管理システムなどの豊富な導入実績とノウハウを有しております。
　SCSK株式会社Webサイト　URL：http://www.scsk.jp/


　※記載された内容は発表日現在の情報です。文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。