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アズビルグループ、タイに生産現地法人を設立
<事業構造の強化を推進>
アズビル(株)、タイに生産新会社を設立
− 中国・大連の生産体制も強化、グローバルでの生産再編を加速 −
azbilグループは「人を中心としたオートメーション」の理念の下、自らの構造を変革させ、国内外(グローバル)への展開を進めています。成熟し構造変化の進む国内においても3つの事業(ビルディングオートメーション事業、アドバンスオートメーション事業、ライフオートメーション事業)の特徴を組み合せることで成長モデルを確保し、その事業モデルをグローバルに展開して成長と事業効率を高めたいと考えています。今回のタイにおける生産現地法人の設立は、生産面でのグローバル展開強化の具体策の一つです。
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2−7−3 社長:曽禰寛純)は、グローバルでの最適なロジスティック整備、地域特性に合わせた製品対応の強化に向けた生産体制の再編を進めており、このたび2月20日付でタイに生産現地法人「アズビルプロダクションタイランド株式会社」を設立、登記を完了しましたのでお知らせいたします。これによりazbilグループの主要生産拠点としては、日本、中国、サウジアラビアを加えた体制となり、お客さまのグローバル化に合わせて、現場に密着した設計、生産、エンジニアリング・サービスを提供する体制を構築します。
タイ新会社はタイ国チョンブリー県に立地するアマタナコン工業団地内に設立、温度調節計や空調用コントローラの製造を手がけます。会社設立と同時にスピーディに操業を開始するため、第一ステップとして敷地、建物を借用することとし、2013年夏から生産を開始する予定です。借用する敷地は約2,500m2、工場床面積は約1,300m2で、従業員は50人規模でスタートします。1年目の生産高は2〜3億円で、3年後には数十億円規模に拡大する計画です。
併せて中国での生産体制の整備を行い、大連にあるアズビル機器(大連)有限公司は、現地での設計機能を強化するとともに競争調達を加速して材料費を低減させ、その他経費も含めてコストを削減します。また、工業用ならびに空調用の調節弁、ポジショナ、リミットスイッチなどに関して生産品目の拡大を行います。
今回のタイ、中国での再編と同時に日本国内の生産体制も再編成し、神奈川県の秦野工場は2013年秋までに操業中止し、他の国内工場、海外工場などへ機能を移転・集約します。
1994年に中国・大連に調節弁の工場を設立して以来、海外生産工場は中国、国内は神奈川地域に工場が集中していることもあり、BCP(事業継続計画)を含めたリスク分散を配慮するとともに、今後のアジア経済の成長を見据えて、もっともインフラ基盤の整っているタイに今回生産工場を設立しました。
azbilグループは今後も国内と海外で生産機能を分担し、地域特性に合わせた製品対応を行うことで、現在1割に満たないグループの海外生産比率をここ数年で3割強へ高める計画です。
当社はこれからも、グループ理念である「人を中心としたオートメーション」の下、国内および海外のお客さまの現場における課題解決力を強化するための最適な生産体制を追求し、お客さまの安心・快適・達成感を実現するとともに地球環境に貢献してまいります。
社名:アズビルプロダクションタイランド株式会社
(Azbil Production (Thailand) Co.Ltd)
所在地:タイ国チョンブリー県アマタナコン工業団地内
設立:2013年2月20日
社長:根本 敦之(ねもと のぶゆき)
資本金:1.4億バーツ(約4.2億円、3.0円/バーツで計算)
出資比率:当社100%
事業内容:温度調節計、空調用コントローラ等の自動制御機器の製造
株式会社山武はアズビル株式会社へ社名を変更いたしました。