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三井不動産、台湾北部の本格的アウトレットモール計画の事業者に決定
台湾北部最大級の本格的アウトレットモール計画 開発決定
■三井不動産株式会社は、本日、台湾北部の新北市における入札案件「林口中商36公共用地企業誘致計画」にて、事業者として正式に決定しましたのでお知らせいたします。
■本計画は、台湾新北市のBOT(※)入札に当社が応札し事業者として選定されたもので、台湾北部最大級のアウトレットモールとなります。なお、開業については2017年を予定しております。
※BOT(Build Operate Transfer):政府が土地を民間に提供し民間の資金で開発を推進する仕組み。
■本物件は、台北中心部から車で約30分、国際空港の桃園空港から車で約20分の距離にあり、2013年開業予定の地下鉄「林口」駅やバス停留所も近くにある交通至便なロケーションです。また新北市政府が開発を推進する「林口特定区」の中心に位置し、将来的には特定区で35万人の居住人口を見込んでおり、今後の発展が期待される地域となります。
■アウトレット施設としては約200店舗規模のラグジュアリーからインターナショナル、スポーツカジュアルまで、幅広いファッションブランドを誘致する予定です。また、シネマコンプレックスやスーパーマーケット、多様な飲食店舗なども整備する予定で、周辺居住者から観光客までの幅広い客層・ニーズに応える商業施設を目指しております。
■本計画は、台湾における当社初の事業となります。台湾はアジアでもトップレベルの経済水準であり、交通網の発達による郊外部の人口増加、中心部の百貨店から郊外型ショッピングモールへの消費スタイルの転換など、特に商業施設事業において当社が日本で培ってきた強みを活かせる有望なマーケットです。また、日系テナントのアウトバウンドニーズにも応えることができると考えております。事業推進においては、これまで日本国内で培ってきた三井アウトレットパークをはじめとする商業施設の開発、テナントリーシング、運営などのノウハウを最大限に活かしつつ、現地のマーケットに合わせた開発を推進してまいります。
*完成予想パース・完成予想パースは、添付の関連資料「参考画像」を参照
■当社グループは、海外事業を成長分野の一つに位置づけ、これまでアジアでは中華人民共和国でのアウトレットモール(浙江省寧波市)事業をはじめ、天津エコシティや上海ニュータウン「好世皇馬苑」などでの住宅分譲事業を展開し、東南アジアにおいては、クアラルンプール(マレーシア)にてアウトレットモールの開発を推進しております。台湾においても、今後これまで日本国内で培ってきたノウハウを最大限に活かしつつ、郊外型ショッピングセンターをはじめ、住宅、複合開発事業などを展開してまいります。なお、海外事業については、2017年度までに約5,000億円の投資を行うことをイノベーション2017(2012〜2017年度グループ中長期経営計画)において策定しております。
以 上
<添付資料>
1.計画概要
2.位置図
3.三井不動産のアウトレットモールについて
*添付の関連資料を参照