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三菱化学、ベルギー社に樹脂コンパウンド事業買収を申し入れ
ベルギーTessenderlo Groupからの樹脂コンパウンド事業の買収について
三菱化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:石塚博昭、以下「当社」)はこのたび、Tessenderlo Group(本社:ベルギー・ブリュッセル、CEO:Frank Coenen)から樹脂コンパウンド事業を買収する申し入れを決定しました。
買収対象となる事業会社の従業員会との協議を経て株式売買契約を締結し、独占禁止法に基づく手続きなどを経て買収完了となります。
当社の機能性樹脂事業は、三菱ケミカルホールディングスグループの中期経営計画「APTSIS 15」(2011−2015年度)の成長事業に位置づけられており、自動車・医療・建材・食品包材など、多様な市場の多岐にわたる用途に、熱可塑性エラストマー樹脂・接着性樹脂・架橋性樹脂・塩ビコンパウンドなどを提供しています。
海外展開にも積極的で、既に米国・欧州・中国・インド・タイ・シンガポールで生産・販売体制を構築しています。
Tessenderlo Groupの熱可塑性エラストマー・塩ビコンパウンド事業は50年近い歴史を持ち、自動車・建材・電線被覆材など幅広い用途向けに展開されており、樹脂コンパウンド分野のマーケットリーダーとして活躍しています。(「別紙」参照)
当社は今般の買収により、欧州系自動車および部品メーカーへの販売加速など、欧州における機能性樹脂事業の強化、熱可塑性エラストマー・塩ビコンパウンドなどの品揃え強化、欧州を中心とした新たな事業拠点の獲得による機能性樹脂事業のグローバルな基盤拡充を目指します。
以上
※別紙は、添付の関連資料を参照