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日本IBM、生産管理システムと連携の工場エネルギー管理ソリューションを提供開始

2013-03-01

生産管理システムとの連携により、工場エネルギーの最適化を支援


 日本IBM(社長:マーティン・イェッター、NYSE:IBM)は、サプライチェーン最適化を支援する生産管理ソリューション「IBM(R) Global Integrated View(以下、GIView)」の機能を拡張し、工場のエネルギー状況を把握し需給を管理することによりエネルギー利用の最適化を図る、工場エネルギー管理ソリューション(GIView FEMS)を発表します。本ソリューションの最大の特長は、GIViewとの連携により、製造現場の加工状況を重ね合わせたエネルギー用途を把握し削減計画を策定できることで、本日より提供を開始します。

 電力供給不足と電力料金の高騰にともない、工場の稼働状況に連動しないベース電力削減に加え、電力使用ピークの管理、加工や組立に連動したきめ細かな電力調整などが、製造現場における大きな経営課題となっています。本日発表の工場エネルギー管理ソリューションは、IBMの米国内の工場で稼働しているソリューションで、IBMがこれまで蓄積してきたエネルギー需給管理のノウハウを体系化したものです。

 工場エネルギー管理ソリューションは、工場で使用する装置のモジュールごとの詳細なエネルギーの使用状況の見える化を行います。そうすることで、工場全体の省エネ実現のために必要なエネルギー監視、生産計画・実績を考慮したエネルギーの効率化、需給予測によるコスト最適化、電力障害による生産影響の最小化などの機能を提供し、環境にやさしい工場の実現を目指します。

 また本ソリューションは、GIViewを構成するモジュールのひとつである「Manufacturing Execution System(MES)」の拡張機能として、GIViewや、その他お客様が既に導入済みの生産管理システムとの連携により、その時の加工状況を重ね合わせたエネルギー用途を把握し、工場全体のエネルギー最適化を実現できることが大きな特長です。これによりお客様は、製造する一つひとつの“モノ”の動きにあわせた、装置のモジュール単位のエネルギー制御と、工場全体のエネルギー消費を最適化するための生産計画やモノづくりの実行の両面からの調整が可能になります。初めはエネルギー監視から小さく始め、MESとの連携による省エネ運用の自動化やエネルギー利用計画の最適化などを段階的に進めていくことも可能です。

 本ソリューションをGIViewなどの生産管理システムと合わせて活用すると、効率的な温室効果ガス削減やカーボンオフセット対策、電力削減要求などの法的規制への迅速な対応などが可能になります。また電力障害が起こった際も、ビジネスへの影響を最小化し、品質影響を最小にとどめるなどのメリットがあります。

 新ソリューションの料金は、500万円(税別)から(GIViewを含まない工場エネルギー管理ソリューションのみの料金)です。

 なお本ソリューションは、本日より3月1日まで東京ビッグサイトで開催される「スマートグリッドEXPO」にて展示されます。


以上


 IBM、IBMロゴ、ibm.comは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。


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