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川崎重工、大林組などと神戸市からごみ処理施設建設と設備管理事業を受注

2013-03-01

神戸市向けごみ処理施設の建設および設備管理事業を受注


 川崎重工は、株式会社大林組および株式会社大建設計とのグループにて、神戸市より「神戸市第11次クリーンセンター整備事業」を受注しました。本事業は、同市がごみ処理施設の建設工事および設備 管理業務を一括して発注するもので、ごみ処理施設の建設工事は当社と大林組とのJV、設備管理業務は当社単独での契約となります。
 今回受注したごみ処理施設は、ごみ焼却施設(処理能力600t/日:200t/24h×3炉)、破砕施設(処理能力20t/日)および資源ごみ積替施設にて構成されています。
 本施設では、少ない空気量で燃焼性能の高いストーカ式並行流焼却炉を採用し、ろ過式集じん器(バグフィルタ)や排ガス再循環システムにより、万全な公害防止対策を施します。また、高温高圧ボイラと抽気復水タービンを組み合わせることで、高効率発電(最大発電量15,200kW)を行うとともに、施設内の消費電力を抑えることにより、温室効果ガス(CO2)の排出量削減に貢献します。
 また、本施設の建設地はポートアイランド第2期にあることから、臨海部という景観に配慮し、モダンかつコンパクトなデザインを採用し、周辺環境との調和を図っています。
 当社は、廃棄物処理技術において、今回受注したストーカ式焼却炉をはじめ、各種焼却技術を有しており、多様化する環境問題やニーズに応えるため、積極的な技術開発と販売活動に取り組んでいきます。


神戸市第11次クリーンセンター整備事業の概要
 【建設工事の概要】
  発注者:神戸市
  受注者:川重・大林特定建設工事共同企業体
  工事名:第11次クリーンセンター建設工事
  建設場所:神戸市中央区港島9丁目12−1
  設備概要:
   (1)焼却設備:ストーカ式並行流焼却炉600t/日(200t/24h×3炉)
   (2)排ガス処理設備:ろ過式集じん器、有害ガス除去設備他
   (3)飛灰処理設備:重金属類溶出防止処理
   (4)余熱利用設備:蒸気タービン発電機15,200kW×1基
   (5)破砕設備:せん断式破砕機20t/日(10t/5h×2基)
  完工予定日:平成29年3月31日
  契約金額:217億5,600万円(消費税込み)

 【設備管理業務の概要】
  発注者:神戸市
  受注者:川崎重工業株式会社
  業務委託名:神戸市第11次クリーンセンター整備事業設備管理委託
  業務委託期間:平成29年4月1日〜平成49年3月31日(20年間)
  契約金額:60億4,800万円(消費税込み)



以上


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