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日産自、横浜市にニスモのグローバル新本社をオープン

2013-02-28

日産自動車、ニスモ新社屋をオープン


 日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は26日、横浜市鶴見区に同社の関連会社であるニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(以下ニスモ)のグローバル新本社をオープンしたと発表しました。

 新本社は、日産自動車の横浜工場3地区が隣接する鶴見事業所内に新たに居を構え、グローバルにニスモブランドを拡大するための象徴的な拠点として建設されました。これまで分断されていた各機能を1つの建屋内に集中させることで業務効率を飛躍的に高めることが可能となりました。

 ニスモは、すでに日本のモータースポーツやパフォーマンスカーの熱狂的なファンはもとより、世界においても多くのゲームファンによく認知されているブランドです。今後は、日産の持つ革新的で刺激的な商品群にニスモのスポーティな商品ラインアップを追加することを計画しており、日産が持つそのブランドアイデンティティをより強固なものにすべく、商品展開を加速させる予定です。

 26日に実施されたオープニングセレモニーで社長のカルロス・ゴーンは「ニスモは、パフォーマンスカーをお客さまにより身近に感じてもらい、より多くの人々に手頃で革新的なモデルを提供します。日産の商品に新たな興奮と革新を感じてもらうため、グローバルにラインアップを強化していきます。」と述べました。また「小型車であれスポーツカーであれ、ニスモバッジが付いたモデルであれば、ニスモ特有の品質や機能、また、スタイリング、スポーティーなハンドリング、そしてダイナミックなパフォーマンスを提供することをお約束いたします。」と語りました。

 一連の拡大戦略の下、ニスモバッジが付いた初の量販車であるジュークNISMOはすでにヨーロッパと日本で発売されており、来年度初頭にはアメリカでも発売予定です。 ジュークNISMOに続くモデルは、ヨーロッパに投入される新型370Z NISMOです。

 日産は、中期経営計画「日産パワー88」期間中に少なくとも毎年1モデルのニスモ車を投入する予定です。この計画には、日産のパフォーマンスと技術を象徴するフラッグシップモデルであるGT−Rも含まれます。

 ゴーン社長はさらに、「ニスモモデルの開発を進めるにあたり、そのモデルラインアップにGT−Rを含めないということはあり得ません。このフラッグシップであるGT−RのNISMOバージョンは特別な存在になると信じています。私自身運転するのが今から待ちきれません。」と述べました。

 ニスモ新本社は、日産横浜工場内の既存の建物を活用して設計されたものです。その機能はモータースポーツのエンジニアリングに留まらず、日産が行うロードカーの開発にそれらノウハウをフィードバックする役割にも及んでいます。

 新しい本社は、一つの建屋の中に機能を集中させ、モータースポーツ活動やパフォーマンスパーツの開発など、キーとなる機能すべてを結集させました。日産のパワートレイン技術開発部署と同じ地区に、総勢180名の社員が集結しています。

 ショールームには最大8台の車を展示することが可能になり、隣接した大森ファクトリー店舗は従来より約2倍のサイズとなりました。また、大森ファクトリー、レースカー整備場、工作室、研削室、カーボンコンポジット、部品庫等をワンフロアに集約することで、以前は多方面、多層フロアに分断されていた各セクションの機能を集中させ、作業効率を飛躍的に高めるレイアウトを採用しています。

 ニスモ社長の宮谷は「機能を1か所に集約することで、より効率的に業務を行うことが可能となり、結果としてニスモブランドのグローバル展開を加速させることにつながっています。これはこれからのニスモにとって非常に大切な動きです。」と述べました。

 「ニスモは、日産の今後のロードカー及びモータースポーツ戦略に欠かせないブランドであり、日産にとって唯一無二のパフォーマンスブランドとしてその地位を確立していきます。全社員が1つの場所に集まるのは初めてのことですが、この地がパフォーマンスと情熱を作り上げる総本山になるでしょう。」と宮谷は続けました。


【ニスモスピリット】
 今後投入されるニスモモデルに一貫して言えることは、すべてのモデルが品質、機能、特徴的なスタイリング、ダイナミックでスポーティなハンドリングを兼ね備え、ニスモのDNAをそれぞれが持っているということです。

 ニスモモデルは日産の他のクルマと同じラインで生産されますが、過去数十年にも渡り蓄積してきたレースやチューニングなどから得た知見をそのパフォーマンスに具現化しています。そのすべてが、機能的かつ路上での走行性能を向上させるものになります。

 ニスモのスピリットは、これまでのモータースポーツ活動とその独創的なエンジニアリング哲学の上に成り立っています。効率的なパフォーマンス、先進技術、手頃さ、また大胆かつスマートなデザインを兼ね備えているというこのスピリットは、ニスモのすべてのモデルに受け継がれながら、日産の「今までなかったワクワクを」という哲学も合わせて表現します。


【バーチャルと現実の融合】
 ニスモは、ドライブ・シミュレーション・ゲームというバーチャルワールドを通じ、すでに世界中で多くの人に知られるブランドに育っています。実際、“日産ジュークNISMO”を初めて運転できたのは、アスファルト7:ヒート(Asphalt 7:Heat)というゲームの中でした。

 ニスモ車は、サーキットにとどまらず一般道へも登場することとなり、世界中の多くの市場で手頃な価格のニスモモデルが販売されることになります。ニスモというそのブランドも、バーチャルワールドから現実世界へ大きく拡がっていきます。

 グローバルマーケティング&コミュニケーション担当執行役員のサイモン・スプロールは「今まで多くの人にとっては、ソニー・コンピュータエンタテイメントのプレイステーション(R)グランツーリスモのようなゲームの世界がニスモの車を運転する数少ない機会のひとつでした。こうした潜在的なお客さまがロードカーに求める刺激的な車を、現実の世界で提供することで、日産車のオーナーを増やしていけると信じています。」と述べました。


【公道とサーキットでのパフォーマンス】
 ニスモのスピリットとインスピレーションが生まれたのは約50年前にさかのぼります。レースを通じて車の販売を増やそうと日産のエンジニアは注力し、通常のセダンに強力なエンジンを積むことで誕生した日産スカイライン2000GTの登場は、市販スポーツカーの伝説となりました。

 ニスモはそのレース経験から得た教訓を活かしながら、ドライバーに驚きと車を所有する喜びを感じていたただけるよう、手頃な価格でエキサイティングな車を提供するパフォーマンスブランドとなることをお約束します。


【ニスモのモータースポーツにおける役割】
 ニスモは、日産の「今までなかったワクワクを」を体現し、モータースポーツの将来を担う大きな役割を持っています。日本のみならずグローバルでのレース活動での責任を負うブランドになるのです。

 「日産は、日本のSuper GTから、今回新たに「アルティマ」で参戦するオーストラリアV8スーパーカー等、世界の各地域で実施されているモータースポーツ活動に参加しています。
 その他にもさまざまなレースプログラムに参加することで、お客さまを驚かせていきたいと思います。こうした挑戦から得られた経験は、ニスモのブランドを強化するのに大いに役立ちますが、より重要なことは、その経験がニスモのロードカーやレースカー、またパフォーマンスパーツの開発に役立ち、最終的にはお客さまの利益につなげられるということです。」ニスモ社長の宮谷は最後に述べました。


<関連情報>
 ・「日産モータースポーツ」サイト
  http://www.nissan-motorsports.com/JPN/


※「ニスモ新社屋」の画像などは添付の関連資料「参考画像」を参照


以上


■お問い合わせ先
 日産自動車(株)「お客さま相談室」
 0120−315−232(携帯・PHS対応)
 9:00−17:00


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