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日本テクトロニクス、PCI Express 3.0に対するトータル・ソリューションを拡張

2010-12-24

テクトロニクス、業界最高クラスのPCIe 3.0ソリューションをさらに拡張
新製品のPCIe 3.0解析ツールにより、テクトロニクスのオシロスコープで行うPCI−SIGのベース仕様、CEM 仕様テストの自動設定が可能に



 日本テクトロニクス株式会社(取締役社長 米山 不器 Tel 03−6714−3111)は本日、PCI Express 3.0に対する、業界でも最高クラスのトータル・ソリューションの拡張を発表します。このソリューションではテクトロニクスのDPO/DSA/MSO70000シリーズ・オシロスコープを使用して、物理レイヤのトランスミッタ(Tx)の検証、デバッグ、特性評価、コンプライアンス・テストを実行します。今回の発表により、テクトロニクスは、PCI Expressの物理レイヤ、プロトコル・レイヤの最も広範囲で総合的な測定機能を提供できることとなりました。

 PCIe 3.0アーキテクチャは、新しい128B/130B符号化方式と8GT/sのデータ・レートによる低コスト、高性能なI/O技術であり、PCI 2.0に比べて2倍のインターコネクト帯域があります。前の世代のものと同じ基板材料(FR4)、コネクタをベースとしているため、PCIe 3.0ではチャンネルで増加する信号損失における小さなマージン、新たなジッタ測定がさらに難しいものになっています。

 テクトロニクスの新しいPCIe 3.0ソリューション(PCIE3 PCI Express Essential ソフトウェア)は、PCIe Gen1およびGen2のテスト・ソリューションを継承しています。シリアル・データ・リンク解析(SDLA)ソフトウェアと組み合わせることで、PCIe 3.0のトランスミッタとチャンネル性能を検証し、PCIe 3.0のベース仕様とCEM仕様の測定の両方を実行できる総合ソリューションとなります。

 インテル、データ・センター・グループの技術イニシアチブ・ディレクタのジム・パッパス(Jim Pappas)氏は、次のように述べています。「PCIe 3.0仕様の完成が近づくにつれ、仕様を満たす半導体、その他のコンポーネントの設計、テスト、製造が佳境に入っています。PCIe 3.0の仕様では物理レイヤが複雑であり、マザーボード、アダプタ・カード、その他のサーバ・プラットフォーム・コンポーネントの性能を確保するためには、電気テストが重要な役割を果たします。当社は、企業マーケットにおけるPCIe 3.0アーキテクチャの成功を高く評価し、業界の電気テスト・ソリューションにおけるテクトロニクスの貢献を評価しています」

 Opt. PCE3による電気テスト・サポートは、テクトロニクスのTLA7SA16型、TLA7SA08型ロジック・プロトコル・アナライザ・モジュール、バス・サポート・ソフトウェア、および今年初めに発表したプローブを補完するものであり、TLA7000シリーズ高性能ロジック・アナライザ・ファミリによるPCIe 3.0のロジック/プロトコル・サポートを実現します。


<PCIe 3.0の検証、プリコンプライアンス・テストの促進>
 世界最速の100GS/sのサンプリング性能を持ったDPO/DAS/MSO70000シリーズには、PCIe 3.0のテスト問題に対処する優れた性能と信号忠実度があります。DPO/DSA/MSO70000シリーズのOpt. PCE3はPCIe設計の解析、検証を迅速に実行、デバイスのプリコンプライアンスを確認し、デバイスの特性評価、デバッグを1つのソフトウェアで実行することができます。

 シリアル・データ・リンク解析ソフトウェアは、チャンネルのデコンボリューション、コンボリューション、レシーバのイコライゼーションが行えます。DPOJETジッタ/アイ・ダイアグラム解析ソフトウェアは、ジッタ、アイ・ダイアグラム、パラメータ・テストが実行できます。さらに、P7520型TriMode(TM)差動プローブは、コモンモード測定を含む、チップ間リンクの検証、デバッグに使用できます。

 規格の速度が大幅に上がったため、PCI Express 3.0のレシーバ設計の性能検証とストレス・テストも非常に重要になりました。BERTScope BSA85C型は、新しいレシーバ設計の有効BERを確認するためのストレス・パターン・テストを実行することができます。BERTScopeと併用するものとして、DPP125B型はストレス・パターンにプリエンファシスを追加し、CR125A型はエンベデッド・クロックをリカバーしてアイ・ダイアグラムが解析できるようにします。BERTScopeは、アイ・ダイアグラム解析の他に真のBER測定も可能であり、PCIe 3.0レシーバの優れたデバッグ・ツールとなります。

 これらのツールをTLA7SA16型、TLA7SA08型ロジック・プロトコル・アナライザ・モジュールと統合することにより、PCIe 3.0物理レイヤ、プロトコル・レイヤの優れた観測ツールとなります。この2つのソリューションを組み合わせることで、PCIe 3.0のデバッグと検証、アナログ検証、コンプライアンス・テスト、デバイスの特性評価を迅速に実行することができます。

 テクトロニクス、パフォーマンス・オシロスコープのジェネラル・マネージャであるブライアン・ライク(Brian Reich)は、次のように述べています。「当社は数年来、高性能で優れた信号忠実度を実現したオシロスコープにより、Gen3のシリアル・データ規格に対して準備してきました。また、規格団体と連携することにより、テスト要件についても準備してきました。当社は、業界トップクラスの正確なオシロスコープと広範囲な測定ソリューションを組み合わせることで、この新しいアプリケーションに対応します」


<テクトロニクスについて>
 テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。60年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくは、http://www.tektronix.comをご覧ください。日本テクトロニクスは、米テクトロニクス出資の日本法人です。詳しくは、http://www.tektronix.com/jaをご覧ください。


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 TEL 0120−441−046 FAX 0120−046−011
 URL http://www.tektronix.com/ja


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