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長瀬産業、ヤマモモ由来酵母の上皮バリア増強効果など研究成果を発表
ヤマモモ由来酵母の
上皮バリア増強効果について
日本薬学会 第133回年会 (横浜)
2013年3月27-30日にて発表
長瀬産業株式会社(本社 東京都中央区、代表取締役社長:長瀬 洋)は、この度、日本薬学会第133回年会(横浜 2013年3月27-30日)http://nenkai.pharm.or.jp/133/web/index.htmlにおいて以下のタイトルで学術発表を行います。
「上皮バリア強化作用をもつ酵母の探索」
【研究背景】
人は外界から紫外線や温度変化、病原菌など、化学的または物理的に、多様なストレスにさらされていますが、皮膚や消化管などの上皮組織が「上皮バリア」を形成することによりこれらのストレスから生体を守っています。また上皮バリアは水分など必要な成分の蒸散・漏出も防ぐ役割も担っており、上皮バリアの異常は乾燥肌や荒れ肌、感染症などと深く関連することが分かっています。長瀬産業株式会社では上皮バリアの増強を目的とした研究を進める中で、化粧品素材としても使用されている酵母に着目しました。
酵母は古くより食品の発酵に使用されてきた微生物であり、日本酒やワイン、ビール、パン、味噌など様々な食品の製造に欠かせないものです。また酵母から得られるエキスにはビタミンやアミノ酸といった栄養素が豊富に含まれており、酵母エキスは食品や化粧品の原料として幅広く配合されています。同じ酵母菌種(学名:Saccharomyces cerevisiae)であっても菌株が異なれば、例えば日本酒では風味の違うお酒が出来上がることが知られています。しかし、酵母のもつ生理作用についての菌株間の差はあまりよく分かっていません。
そこで今回、独自に酵母の取得を試み、上皮バリア増強効果について標準酵母菌株と活性を比較検討しました。
【学会発表内容】
はじめに、数種の花や果実から500株以上の酵母を分離し、その中でヤマモモ果実より分離した2株(DNY004MR株、DNY005MR株)は同定試験の結果、S. cerevisiaeであると判定されました。
※参考画像と<ヤマモモ果実から分離した酵母の機能評価>など詳細は添付の関連資料を参照参照