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三菱化学と三菱レイヨン、エムアールシーポリサッカライドを連結子会社化
エムアールシーポリサッカライド株式会社の連結子会社化について
三菱ケミカルホールディングスの主要事業会社である三菱化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:石塚 博昭、以下「MCC」)及び三菱レイヨン株式会社(本社:東京都千代田区、社長:越智 仁、以下「MRC」)は、グループシナジーの一層の強化を図るため、2013年4月1日付でMRCの完全子会社であるエムアールシーポリサッカライド株式会社(本社:富山県富山市、社長:二宮 弘文、以下「MRCP」。詳細別紙)の全株式を吸収分割によりMRCからMCCが承継し、MCCの完全子会社とすることといたしました。
MRCPは、海藻や植物の種子といった天然原料からカラギナンやローカストビーンガムなどのポリサッカライド(多糖類(※))を精製する、総合精製ポリサッカライドメーカーです。ポリサッカライドは、食品等の増粘やゲル化、蛋白安定性の付与といった機能を有しており、乳製品やゼリー等の食品を中心に、医薬品・化粧品にも幅広く使用されています。また、近年は介護食にも使用され、需要の拡大が見込まれております。
一方で、MCCは、その完全子会社である三菱化学フーズ株式会社(本社:東京都港区、社長:鈴木 千多賀)を中心に、乳化剤をはじめとする食品機能材事業を国内外で総合的に展開していることから、MRCPをMCCの完全子会社とすることにより製造・開発・販売の各面における大きなシナジー効果が期待できます。
今後、MCCは、食品機能材事業におけるシナジー効果をいち早く発現させ、お客様の多彩なニーズに対し、いっそう迅速かつ的確に対応できる体制を構築してまいります。
(※)多糖類=加水分解によって10分子以上の単糖類を生じる糖類。
<別紙>
【参考:MRCP 会社概要】
(1)事業内容:ローカストビーンガムやカラギナンなど増粘多糖類の製造・販売
(2)設立:1994年6月
(3)所在地:富山県富山市海岸通3番地 MRC富山事業所内
(4)代表者:代表取締役社長 二宮 弘文
(5)資本金:50百万円
(6)主要株主:MRC(100%)
※2013年4月1日以降はMCC(100%)
(7)売上高:20.5億円(2011年度)
(8)従業員数:32名(2012年10月現在)
(9)拠点:本社(富山県富山市)、東京営業所(東京都千代田区)
以上