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OKIセミコンダクタ、ZigBee RF4CE対応の2.4GHz無線通信LSI「ML7275」を開発

2010-10-12

OKIセミコンダクタが全世界で使える無線リモコンLSIをサンプル出荷開始
〜業界最小クラスの低消費電力を実現し、8×8キースキャン回路も内蔵〜



 ロームグループのOKIセミコンダクタは、無線リモコン市場向けにZigBee(R)RF4CE(注1)に対応した2.4GHz無線通信LSI「ML7275」を開発いたしました。本LSIは、業界最小クラスの低消費電力を実現した新開発のIEEE802.15.4(注2)回路、8X8キースキャン回路、ZigBee(R)RF4CE プロトコルを搭載し、アプリケーションプログラム領域を確保することで、1チップでZigBee(R)RF4CE対応の無線リモコンを構築することが可能となります。本商品は、9月よりサンプル出荷を開始しており、月産50万個の体制で12月より量産を開始する予
定です。

 現在、多くの家電用リモコンには、赤外線方式が採用されていますが、リモコンと機器の間に障害物がある場合や機器が見通し外にある場合には、赤外線が直接届かず操作しづらいという問題があります。また、昨今のデジタル家電の高機能化により、複数の家電機器の相互接続やインターネット決済などの新たな利用ニーズの高まりもあり、双方向通信やセキュリティ機能などの新たな機能がリモコンに求められています。それらに対応するため、赤外線通信方式に代わり、近距離無線技術を利用した無線リモコンの国際規格「ZigBee(R)RF4CE」が規格化されています。

 OKIセミコンダクタは、低消費電力の無線通信LSIを得意分野とし、従来より様々な周波数帯の1チップ無線通信LSIを開発してまいりましたが、こうした状況に着目し、この度「ZigBee(R)RF4CE」に準拠した1チップ低消費電力2.4GHz無線通信LSI「ML7275」を開発いたしました。本LSIでは、これまで培ってきた低消費電力無線技術のノウハウを活用し、新開発のIEEE802.15.4回路により業界最小クラスの低消費電力を実現した他、最大64キー対応可能な8X8キースキャン回路やユーザーアプリケーションプログラム領域を1チップに搭載したことにより、外付け部品の削減を実現し、1チップで無線リモコンを構築することが可能となりました。また、1チップ化により、小型化も可能となり、パッケージサイズ6mmx6mmの40ピンWQFNパッケージを採用しています。

 OKIセミコンダクタは、今後も無線リモコン市場をはじめ、センサーネットワーク及びユビキタスネットワーク市場において近距離無線機器でご利用いただけるZigBee(R)、IEEE802.15.4などの無線通信LSIの商品ラインアップ拡充を図っていきます。


※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照


※ 本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。


■本件に関するお客様からのお問い合わせ先
 お問い合わせURL:http://www.okisemi.com/jp/inquiry/index.html

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