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日本マイクロニクス、X線フラットパネルディテクタ用テストソリューションを提供
X線フラットパネルディテクタ用テストソリューション提供開始に関するお知らせ
当社はこの度、次世代医療診断機器として注目されるデジタルX線撮像装置、フラットパネルディテクタ(FPD=Flat Panel Detector)の検査用プロービング装置を開発し販売することとなりましたので、お知らせいたします。
記
1.開発・製品化の背景
フラットパネルディテクタ(以下FPD)は、X線をデジタル信号に変換する装置で、従来のレントゲン写真(フィルム)仕様の装置に比べ、高画質の静止画および動画による解析機能の向上、X線被ばく線量低減、装置のコンパクト化等の効果が期待できることから、高度化する医療を支える画像診断装置として非常に注目されています。
当社では、このFPD用デバイスに対し、長年培った高精細および高精度なプロービング技術を用い、新たなプロービング装置を開発いたしました。本装置は、信号経路や装置本体を高いシールド技術により低ノイズ化、高い遮光性により、高精度な検査環境を実現しました。研究開発から量産までの用途で使用が可能です。すでに大手パネルメーカでの検証が完了し、プロービングからテスティングまでの欠陥検出ノウハウ等トータル検査システムのご提供もいたします。
2.装置概要
(1)製品名
X−ray Detector Prober Model XD−400,Model XD−4760
(2)主な特長
・低ノイズ化による高精度欠陥検出率
・高精度アライメント、高精度プローブコンタクト
・高信頼測定環境(外光遮光化、内部反射光低減、低振動化)
・省スペース対応
(3)主な仕様
・対象パネルサイズ:
Model XD−400 セミオート:150×150mm〜MAX 450×550mm
Model XD−4760フルオート:240×290mm〜MAX 534×534mm
・パネル厚:0.6、0.7mm
・アライメント方式:PAA(プローブオートアライメント)機能
・静電気対策:ワークテーブル、イオナイザー設置
・遮光対策:シールドカバー(遮光シャッター)
・プローブ観察:CCDカラーテレビカメラ
・オプション:プローブユニット(一括コンタクト方式)
:トップライト
※製品画像は添付の関連資料を参照
以上