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日本NI、「NI PXIデジタイザ」と「NI LabVIEWジッタ解析ツールキット」の最新版を発表
日本NI、従来のオシロスコープを用いたアプリケーションの柔軟性と
カスタマイズ性向上に役立つNI PXIデジタイザと
NI LabVIEWジッタ解析ツールキット最新版を発表
【ニュースハイライト】
ソフトウェア定義を特徴とするNI PXIe−5162デジタイザとNI LabVIEW Jitter Analysis(ジッタ解析)ツールキットの柔軟性とカスタマイズ能力により、従来の箱型オシロスコープを用いたアプリケーションの性能向上を実現します。
4チャンネル版のNI PXIe−5162デジタイザをPXIプラットフォーム(注1)と組み合わせることで、正確な同期が可能な最大68チャンネルのオシロスコープを1つのシャーシで作成できます。
【ニュースリリース】
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下日本NI)は2月13日、NI PXIe−5162デジタイザと、LabVIEWジッタ解析ツールキットの最新版を発表いたします。このデジタイザは、10ビットの垂直分解能と5GS/秒のサンプリングレートを備えており、従来の8ビットオシロスコープの垂直分解能の4倍の高速計測が可能です。またNI PXIe−5162の帯域幅は1.5GHzで、1スロットあたり4チャンネル利用できるため、製造テストや研究、デバイスの特性評価などに使用する多チャンネルデジタイザシステムに最適です。同デジタイザをLabVIEW(注2)とLabVIEWジッタ解析ツールキットと使用することで、自動検証/製造テスト環境で必要とされる高スループットのジッタ、アイダイアグラム、および位相ノイズ計測の実行に最適化された関数ライブラリ(LabVIEWジッタ解析ツールキットに搭載)を活用できます。
ナショナルインスツルメンツ モジュール式計測器研究開発担当ディレクター Steve Warntjesのコメント「NI PXIe−5162デジタイザの高分解能かつ高速の多チャンネル計測により、従来の箱型計測器を用いた自動テストアプリケーションを進化させることができます。NIの高速デジタイザとLabVIEWジッタ解析ツールキットをあわせて使用することで、箱型オシロスコープに搭載されている従来のプロセッサではなく、最新PCの処理能力が利用できるようになり、計測システム性能の向上が図れます。」
【NI PXIe−5162の機能】
・10ビットの垂直分解能で信号をより正確に解析可能
・1つの3U PXI Expressスロットにつき4チャンネル利用可能で、1台のPXIシャーシ内で68チャンネルまで拡張可能
・1チャンネルで最大5GS/秒のサンプリングレート、4チャンネルで1.25GS/秒の同時サンプリングレートを実現
【LabVIEWジッタ解析ツールキットの機能】
・クロック機能修復、アイダイアグラム、ジッタ、レベルおよびタイミング計測などの関数を搭載
アイダイアグラムおよびマスクテストのサンプルプログラム、dual−Diracとスペクトルの両方法によるランダムジッタおよび確定的ジッタ(RJ/DJ)分離
■関連情報
・その他のデジタイザ/オシロスコープ:http://www.ni.com/digitizers/ja/
・技術資料(多チャンネル、高速計測システム構築にまつわる課題の解決法):http://www.ni.com/white-paper/14400/en/(英語のみ)
※製品画像は添付の関連資料を参照
■価格(税別)
NI PXIe−5162デジタイザ(http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/211146):164万円〜
*価格は事前の通知なく変更される場合があります。ご了承ください。
(注1)PXI(http://www.ni.com/pxi/ja/)
テスト、計測、制御のためのPCベースの業界標準プラットフォーム。PCボード型のハードウェアモジュールに汎用のPC技術を組み合わせることで、PCの持つ「低コスト、優れた操作性、柔軟性」といった特長を計測システムに活かすことが可能となる。
(注2)NI LabVIEW(http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/11766)
計測/テスト/制御システムの開発に使用されているシステム開発ソフトウェア。テキスト行ではなくドラッグアンドドロップ式のグラフィカル関数ブロックでプログラミングでき、直感的なフローチャート表現によりコードの開発や管理、解釈が簡単に行える。
以上
<日本ナショナルインスツルメンツについて>
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(http://www.ni.com/jp)は、1976年以来、生産性を高めイノベーションを後押しするツールを世界中のエンジニアに提供してきた米国ナショナルインスツルメンツの日本法人です。NIの「グラフィカルシステム開発」手法は、統合されたソフトウェア/ハードウェアプラットフォームを導入することで、計測・制御機能を必要とするあらゆるシステムの開発を迅速化します。技術によってよりよい社会を目指すというNIの姿勢と長期的ビジョンは、顧客や取引先、従業員の成功にも貢献しています。本社はテキサス州オースチンにあり、従業員数は6,800名以上、セールスオフィスは世界40ヶ国以上にあります。日本においては、日経ビジネス誌に掲載される「働きがいのある会社」(従業員25〜249人の部門)に3年間連続で選ばれています。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
一般読者向け
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
プロダクト事業部 営業部
TEL:0120−527196/FAX:03−5472−2977
E−Mail:salesjapan@ni.com
LabVIEW、National Instruments、NI、およびni.comはナショナルインスツルメンツの登録商標です。その他の企業名ならびに製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。