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王子HD子会社、宮崎でのバイオマスボイラー設置による発電事業に約85億円投資
宮崎県におけるバイオマスボイラー設置による発電事業に関するお知らせ
王子ホールディングス株式会社の100%子会社である王子グリーンリソース株式会社(東京都中央区、社長:藤原省二)は、宮崎県日南市に発電事業を目的とするバイオマスボイラーを設置することを決定しましたので下記の通りお知らせいたします。
記
1.設置の目的
王子グループは、グループ資源を活用した資源環境ビジネスの一層の拡大を目指しており、発電事業はその大きな柱の一つと考えております。
今回設置するバイオマスボイラーでは、豊富な森林資源を有する宮崎県を中心とした九州中南部地域の山林未利用材を主な燃料として利用する予定であり、発電した電気は全量外部へ販売する計画です。
燃料の集荷には、当社グループの社有林や木材生産拠点、同地区における長年の製紙原料集荷の経験を活用してまいります。
また、間伐材などの未利用資源の活用により、国土保全、水源涵養、二酸化炭素吸収など、様々な機能を持つ森林の整備を促進するとともに、森林資源の総合的な利用を図ることで地域林業の活性化にも貢献できるものと考えております。
今後も王子グループは、グループ資源を生かして、再生可能エネルギーを活用した発電事業の更なる拡大を図ってまいります。
2.設置するボイラーの概要
1)設置場所:王子製紙株式会社 日南工場構内
2)設備能力:100T/h(ボイラー発生蒸気量) 25MW(発電能力)
3)売 電 量:約150GWn/年(一般家庭40,000戸分相当)
4)売 上 高:約40億円/年
5)投 資 額:約85億円
6)使用燃料:未利用材等の木質バイオマス燃料
7)稼動時期:2015年3月(予定)