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日本百貨店協会、11月の東京地区百貨店売上高概況を発表
平成22年11月 東京地区百貨店売上高概況
I.概況
1.売上高総額 1,429億円余
2.前年同月比 0.3%(2か月連続プラス)
3.店頭・非店頭 店頭−1.7%(85.9%):非店頭14.5%(14.1%)の増減
( )内は店頭・非店頭の構成比
4.調査対象百貨店 14社 27店(平成22年10月対比±0店)
5.総店舗面積 945,055m2(前年同月比:−0.2%)
6.総従業員数 20,974人(前年同月比:−1.1%)
7.3か月移動平均値 4−6月 −4.1%、5−7月 −3.0%、6−8月 −3.5%、7−9月 −2.9%、8−10月 −1.3%、9−11月 −0.2%
[参考]平成21年11月の売上高増減率は−11.9%(店舗数調整後)
【11月売上の特徴】
(1)気温低下で防寒アイテムが好調に推移したが、具体的には、今年人気の高いファー付のコートのほか、セーター、マフラー、手袋、ブーツ、寝具などが活発に動いた。
(2)年末・年始に向けた季節商材のクリスマスケーキとおせちについて、11月の受注状況は二桁増で推移している。また歳暮の動きでは、ネット受注の大幅な伸びが注目される。
(3)24か月ぶりにプラスとなった化粧品売上の背景には、各店のコスメフェアが奏功したことのほか、9月頃から展開が始まっていた秋冬新商品の需要が、猛暑の影響で11月にずれ込んだことなどがある。
(4)都内でもエコポイントの駆け込み需要により、家電売上が8.2%の伸びを示しており、多くの店で二桁の大幅増を記録した。
(5)12月中旬までの都内各店の動向は、前年をクリアしている店も複数あるが、平均的には前年を若干下回る水準で推移している。
【要因】
(1)営業日数増減 30.0日(前年同月比±0.0日)
(2)入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比)
1)増加した:11店、2)変化なし:2店、3)減少した:7店、4)不明:2店
(3)11月歳時記(文化の日、勤労感謝の日、七五三、歳暮)の売上(同上)
1)増加した:7店、2)変化なし:5店、3)減少した:5店、4)不明:5店
(4)翌月売上見通し(回答店舗数で見る傾向値)
1)増加する:6店、2)変化なし:10店、3)減少する:3店、4)不明:3店
●東京地区百貨店 売上高速報
※添付の関連資料を参照
II.商品別の動き
主要5品目では、家庭用品が3か月連続のプラス。マイナスは衣料品、身のまわり品、雑貨、食料品。紳士服・洋品、婦人服・洋品、菓子が2か月連続、生鮮食品が3か月連続、その他家庭用品が5か月連続のプラスとなり、家電が4か月ぶり、化粧品が全国同様24か月ぶりにプラスとなった。
【商品別売上前年比の寄与度とトレンド】
※添付の関連資料を参照