Article Detail
帝国データバンク、菓子メーカー主要488社の経営実態調査結果を発表
特別企画:菓子メーカー主要488社の経営実態調査
4社に1社が「2期連続増収」
〜百貨店や量販店への出店、インターネット販売の導入など、
販売チャネルを拡大した企業で増収が目立つ〜
<はじめに>
2月14日のバレンタインデーを目前に、スーパーや百貨店ではバレンタイン商戦が本格化し、菓子メーカーの織り成す多彩な商品展開に注目が集まっている。バレンタイン商戦は小売店のみならず、菓子メーカー各社にとっても、期間限定での出店や新商品のPRなど最大のイベントのひとつといえる。「女性から男性へ」愛の告白としてだけでなく、最近では「感謝の気持ち」や「友達への贈り物」、「自分へのご褒美」などチョコレートを贈る習慣は、多様化している。それに伴い、チョコレートに限らず菓子全般にバレンタイン効果が広がり、それぞれのシーンに合うように様々な商品が並んでいる。
そこで帝国データバンクでは、2013年1月末時点の企業概要データベース「COSMOS2」(143万社収録)の中から、2011年度(2011年4月〜2012年3月期)の売上高が判明した菓子メーカー488社(売上高10億円以上、一部推定値含む)を抽出。売上高総額の推移、売上高規模別比較、損益状況、地域・業歴別に分析した。同調査は2012年2月に続き2回目。
■調査結果(要旨)
1.菓子メーカー主要488社のうち、2009〜2011年度まで3期連続で売上高が判明した455社をみると、2011年度売上高総額は2兆5293億2000万円で前年度比0.3%増。「増収」企業(219社)は構成比48.1%を占め、このうち「2期連続増収」(111社)は同24.4%となった。
2.2011年度の売上高規模別では、「10億円以上50億円未満」が386社で全体の約8割を占めた。また、売上高規模の大きい「500億円以上1000億円未満」が2社(構成比0.4%)、「1000億円以上」が5社(同1.0%)となった。
3.2010年度と2011年度の損益が判明した382社のうち、2011年度の「黒字」企業は309社(構成比80.9%)となり、損益状況は堅調な企業が多数を占めた。
4.地域別では「関東」が社数、売上高合計ともにトップ。売上高合計が増加したのは、「中部」「近畿」「中国」「四国」で、増収企業の社数も多く、西日本地域が比較的堅調に推移した。
5.業歴別では「50年以上100年未満」が215社(構成比44.1%)と最も多く、次いで「30年以上50年未満」が99社(同20.3%)と続いた。
※以下、調査結果詳細は添付の関連資料を参照
当レポートの著作権は株式会社帝国データバンクに帰属します。
当レポートはプレスリリース用資料として作成しております。報道目的以外の利用につきましては、著作権法の範囲内でご利用いただき、私的利用を超えた複製および転載を固く禁じます。