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日本百貨店協会、11月の全国百貨店売上高概況を発表

2010-12-23

平成22年11月 全国百貨店売上高概況


I.概 況
1.売上高総額      5,556億円余
2.前年同月比      −0.5%(店舗数調整後/2か月ぶりマイナス)
3.調査対象百貨店   91社 261店(平成22年10月対比±0店)
4.総店舗面積      6,437,641m2(前年同月比:−2.9%)
5.総従業員数      93,570人(前年同月比:−6.2%)
6.3か月移動平均値  4−6月 −4.0%、5−7月 −3.1%、6−8月 −3.5%、
                7−9月 −3.1%、8−10月 −2.5%、9−11月 −1.6%

[参考]平成21年11月の売上高増減率は−11.8%(店舗数調整後)


【11月売上の特徴】
 2か月ぶりの前年同月比マイナスであるが、減少幅は−0.5%とほぼ前年並みに推移したことで、基調を示す3か月移動平均は−1%台(‘08年2−4月−1.4%以来31期ぶり)まで水準を戻した。
 11月は、エコポイントの駆け込み需要を除いて、景気や個人消費に明確なプラス材料が少ない中、平年並みの気温低下が見られたことや各店の積極的な催事展開などを背景に、この時期主力の季節商材である秋冬物重衣料のほか、おせちやクリスマスケーキの受注なども好調に推移したが、前年に比べ日曜日が一日減少したこと、並びに一部地域(北日本)の天候不順による売上不振などの影響から、最終的には前年実績を僅かに下回る結果となった。
 具体的な動向としては、一部店舗の改装工事による面積減少などマイナス要素がある一方、主力の婦人衣料が好調に推移(2か月連続プラス)したこと、長期間減少傾向にあった化粧品がプラスに転じた(24か月ぶりプラス)こと、最近の家庭回帰志向を背景に家庭用品が好調を維持していること、などのプラス要素が報告されている。なお、11月に展開された歳暮商戦前半の動向はほぼ前年並みに堅調推移した。


【要 因】
(1)天 候:気象庁発表「11月の天候」の特徴は以下のとおり(一部抜粋)
◇東日本以西では10月までに比べ寒気の影響を受けやすく、月平均気温が平年並みになったが、北日本は冬型の気圧配置が持続せず気温が高かった。全国的に天気は概ね数日の周期で変化した。

(2)営業日数増減 :29.9日(前年同月比±0.0日)

(3)土・日・祝日の合計 10日(〃日曜1日減)

(4)入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比)
 〔1〕増加した:61店、〔2〕変化なし:28店、〔3〕減少した:43店、〔4〕不明:45店

(5)11月歳時記文化の日勤労感謝の日、七五三、歳暮)の売上(同上)
 〔1〕増加した:39店、〔2〕変化なし:41店、〔3〕減少した:45店、〔4〕不明:52店

(6)翌月売上見通し(回答店舗数で見る傾向値)
 〔1〕増加する:22店、〔2〕変化なし:74店、〔3〕減少する:29店、〔4〕不明:52店


※全国百貨店 売上高速報 2010年11月 第1表〜5表は添付の関連資料を参照


II.地区別の動き
 1.10都市売上動向 −0.2%(店舗数調整後/2か月ぶりマイナス)
 2.10都市以外の地区売上動向 −1.1%( 〃 /41か月連続マイナス)


III.商品別の動き
 主要5品目では、家庭用品が2か月連続のプラス。マイナスは衣料品、身のまわり品、雑貨、
食料品。婦人服・洋品、その他家庭用品、菓子が2か月連続のプラス、家電が5か月ぶり
のプラス、化粧品も24か月ぶりにプラスとなった。

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