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大日本印刷、マレーシアにフォトプリント用昇華型熱転写記録材の新工場を開設

2013-02-07

フォトプリント記録材のマレーシア工場を開設
グローバルなデジタルプリント需要への対応と東南アジア市場の開拓へ



 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、フォトプリントなどに用いられる昇華型熱転写記録材の新工場をマレーシアジョホール州に開設します。新工場は、2013年9月の竣工予定で、投資額は約50億円です。また、新工場の運営会社で、昇華型熱転写記録材の製造・販売を行う新会社「DNP IMS MALAYSIA SDN.BHD.」を2012年7月に設立しました。


【新工場開設の背景】
 昇華型熱転写記録材とは、熱転写プリント方式でデジタルカメラの画像などをプリントする際に使用される部材で、インクリボン(イエロー、マゼンタ、シアンの3色と透明のオーバーコート層)と専用の受像紙で構成されています。インクリボンの染料が画像の濃度に合わせて受像紙に転写されるため、滑らかな階調が得られ銀塩写真と同等の高品位な写真プリントが可能です。また、高い耐久性を持ち、高速プリントが可能なことから、写真プリント用キオスク端末や証明写真などの業務用写真プリンターを中心に利用が拡大しています。

 DNPは1980年代後半に昇華型熱転写記録材の製造・販売を開始し、現在は、日本、欧州、米国の拠点を通じてフォトプリント事業をグローバルに展開しています。近年、デジタルカメラやスマートフォンなどの普及にともないデジタルフォトプリントの需要は世界的に伸びています。中でも東南アジアの新興国では、行政に提出する書類に証明写真を貼付する必要があるため、フォトプリントのニーズがひときわ高まっています。DNPは、こうした動向を受け、マレーシアに昇華型熱転写記録材の製造拠点を開設し、東南アジアを始めとするグローバルのフォトプリント市場に対して積極的に展開していきます。


【新工場の概要】
 工場を開設するジョホール州は、シンガポールに面したマレー半島南端に位置し、東南アジア各国への物流のハブとなる港湾が整備されています。DNPは2012年6月、シンガポールにアジア地域を統括するDNPアジアパシフィックを設立し、同地域での事業拡大に向けて市場分析などのリサーチを進めてきました。その一環として今回、昇華型熱転写記録材事業の新たな拠点を開設し、フォトプリント事業の拡大に取り組んでいきます。

 運営会社名:DNP IMS MALAYSIA SDN.BHD.

 資本金:119百万マレーシアリンギット(2013年1月31日時点、DNP 100%)

 所在地:マレーシア ジョホール(Johor)州 パシルグダン(Pasir Gudang)工業団地

 敷地面積:約44,000m2

 建築面積:約9,000m2

 延床面積:約11,000m2

 着工   :2013年2月

 竣工   :2013年9月

 投資額 :約50億円

 従業員数:約130人

 生産能力:約6百万m2/月


【今後の見込み】
 新会社は、2016年度に約40億円の売上を見込んでいます。


 ※参考画像は添付の関連資料を参照

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