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NTT−ATなど、OCTに用いる1.3μm帯の波長掃引光源を共同で販売

2013-02-05

NTTが開発した通信用レーザー技術を応用し医療用光源を新たに製品化
〜医療用画像診断において患者の負荷を軽減する世界最速波長掃引光源を新発売〜


 エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:花澤 隆、以下NTT−AT)と、浜松ホトニクス株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:晝馬明)は、医療用画像検査機器として臨床応用が進む光干渉断層計(Optical Coherence Tomography:OCT)に用いる1.3マイクロメートル(以下μm)帯の波長掃引光源を、2月1日より共同で販売します。
 本製品は、日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫、以下NTT)が通信用に開発した電気光学結晶KTN(タンタル酸ニオブ酸カリウム、KTa1−xNbxO3)の製造技術とその結晶を用いた高速波長可変レーザー技術を応用し、NTT−ATがOCT用の波長掃引光源として製品化したものです。製品として世界最速(従来比で2倍)となる200kHzの波長掃引速度を実現しており、OCT診断において患者の身体的負担の軽減に大きく貢献します。
 販売は、NTT−ATと医療デバイスの製造販売で実績があり世界的な販売網を持つ浜松ホトニクスと共同で実施し、さらに両社は連携してOCT用波長掃引光源事業を展開するとともに、製品ラインナップの拡充や量産化に向けた共同開発を実施し、医療デバイス市場への参入、拡大を目指します。
 なお、本製品は2月2日から2月7日まで米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催される国際会議SPIE フォトニクス・ウエスト(Photonics West)の併設展示会で、両社のブースにて展示します。


 ※製品の概要と背景などリリース詳細は、添付の関連資料を参照


<製品概要等>

■主な仕様

    項目     仕様

 波長掃引速度 200kHz
 中心波長    1320±10nm
 波長掃引幅   >100nm
 平均出力    17mW
 コヒーレンス長 >7mm
 サイズ      250mm(W)×300mm(D)×150mm(H)

■販売開始:2013年2月1日

■販売価格:283万円(税込み)

■販売エリア:国内を初め、欧米を中心とする全世界を対象

■販売目標:3年後には約5億円、市場シェアの30%を獲得

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