三菱電機、欧州でのFAシステム事業強化で独システムインテグレーターを買収

欧州におけるFAシステム事業強化
ドイツ システムインテグレーター KH-Automation社買収


　三菱電機株式会社と子会社である欧州総合販売会社Mitsubishi Electric Europe B.V.は、欧州におけるFA（ファクトリーオートメーション）システム事業を拡大するため、ドイツのシステムインテグレーターである「KH-Automation Projects GmbH（以下KH-Automation社）」の全株式を取得する株式売買契約を締結し、2013年4月から新体制で営業開始しますのでお知らせします。

＜KH-Automation社買収の狙い＞
　当社は、世界的に需要拡大が見込まれる社会インフラ分野におけるプロセスオートメーション（PA）用途へのFAシステム事業の拡大を重点課題として取り組んでおります。KH-Automation社には2000年から当社製シーケンサを供給し、監視制御システムへの適用拡大に取り組んできましたが、欧州での需要増加に対応していくため、今回、小規模ごみ処理発電・水処理分野などのPA用途にて高い技術力を持つ同社を当社のグループに取り込むことで、一層のシステムソリューション力の強化を図ります。
　これにより、監視制御システムを欧州中心にグローバルに展開し、2015年までに社会インフラ分野におけるPA用途でのFAシステム事業規模150億円を目指します。

＜Mitsubishi Electric Europe B.V.社概要＞
　社　名　　　　Mitsubishi Electric Europe B.V.（三菱電機ヨーロッパ）
　代表者　　　　漆間　啓
　所在地　　　　オランダ
　出資比率　　　三菱電機 100%
　資本金　　　　約100.6百万ユーロ
　設　立　　　　1996年6月
　事業内容　　　欧州総合販売会社（冷熱機器、半導体、自動車機器、FA機器、
　　　　　　　　　映像情報　機器などの販売及び重電エンジニアリング、資材調達）

＜KH-Automation社概要＞
　社　名　　　　KH-Automation Projects GmbH
　資本金　　　　1百万ユーロ
　出資比率　　　三菱電機 70％、Mitsubishi Electric Europe B.V. 30%
　所在地　　　　ドイツ連邦共和国　ヘッセン州
　従業員数　　　約50名
　事業概要　　　水処理・ごみ処理分野監視制御システムの納入・保守・システムインテ
　　　　　　　　グレーター事業