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日立、新型ATM 「AKe-S」を山口銀行に納入し稼働開始
日立の新型ATM 「AKe-S」を山口銀行に納入し稼働開始
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、日立の新型ATM「AKe-S」を、株式会社山口銀行(頭取 : 福田 浩一/以下、山口銀行)に納入し、2月14日から稼働を開始します。これは地方銀行への初めての納入となるもので、今後「AKe-S」は、山口銀行の各店舗に順次展開され、2013年3月末までに、約100台が稼働する予定です。
「AKe-S」は、日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役社長 : 下條 哲司)が開発した製品で、多くの方が安心してATMを利用できるように、操作性に配慮したデザインに一新しています。また、きめ細かな電源制御の採用により、待機時の電力消費量を大幅に低減するとともに、内蔵モジュールの一部へのリサイクル部材採用、紙ジャーナルの電子化をサポートしたことにより、環境への配慮を重視したシステムとなっています。
日立は今後も、社会インフラの一翼を担う銀行システムを提供する企業として、使いやすいデザインにこだわり、高齢化社会や環境への対応など、社会のニーズにマッチしたATMを提供していきます。
<新型ATM「AKe-S」の特長>
1. 安心して使えるATM
新型ATM「AKe-S」は、多くの方が安心してATMを利用できるようなデザインや機能を追求したATMです。主な基本機能の強化のポイントは以下の3点です。
(1) 操作の「わかりやすさ」の向上
カード・通帳・紙幣・硬貨の出入り口にLED照明を設置し、お客さまの操作をわかりやすく誘導するとともに、カード・通帳・紙幣・硬貨放出時の取り忘れ防止音量を大きくし、お客さまの取り忘れを低減するような配慮をしています。
(2) さまざまなお客さまの「動きやすさ」・「使いやすさ」の向上
車いすでATMを利用する場合でも、ATMに近づきやすいように足元のスペースを大幅に拡大し、無理のない自然な姿勢で操作できるようにしたほか、本体側面とテーブル下の2か所に設けたツイングリップにより、車いすでの「動きやすさ」や「引き寄せやすさ」を格段に向上させています。さらに、本体の外枠をつたうだけで媒体の入出口へ誘導する「アーチ型ガイドフレーム」を採用しています。
(3) 画面の「見やすさ」の向上
操作画面は、鮮明な高輝度画面に加え、背景と文字にコントラストの高い色を採用するなど、カラーユニバーサルデザインに対応した画面を採用しています。また、車いす利用時など低い位置からでも見えやすいように、緩やかに傾斜させた操作画面としました。
2. 「省エネ」・「省資源」の追求
きめ細かな電源制御の採用により待機時の電力消費量を従来機(HT-2808/EX)に比べ、最大80%削減しました。また、「AKe-S」に使用している材料や部品はすべてRoHS指令に対応したほか、紙ジャーナルの電子化機能をサポートすることにより、省資源・リサイクルを積極的に推進しました。
以上
※参考画像は添付の関連資料を参照