菱洋エレクトロ、完全自活型の超省エネソリューションを提供

菱洋エレクトロ、完全自活型超省エネソリューションの提供を開始



　菱洋エレクトロ株式会社（東京都中央区、社長：小川　賢八郎（＊）、以下　当社）は、照明器具の開発・製造・販売を手掛ける株式会社ティ・エム・エフ・アース（東京都渋谷区、社長：斉藤　浩、以下　TMFアース）と共同で完全自活型の超省エネソリューションを開発し、提供を開始いたしました。

　＊社長名の正式表記は添付の関連資料を参照

　当社およびTMFアースは、従来から直管型LED照明とTMFアースが開発した専用特殊反射板（特許出願中）を組み合わせることにより、一般的な照明器具に比べ最大約８０％の消費電力削減が可能（※１）なハイブリッドLEDシステムの開発・販売を行っており、これまでにも東日本大震災で被災した宮城県漁協組合表浜支所に導入した当システムが環境省主催の「省エネ・照明デザインアワード２０１１」で審査員特別賞を受賞するなど、数多くの実績を築いてまいりました。

　そして、このたび開発した「完全自活型超省エネソリューション」は、太陽光パネルと高性能蓄電池、ハイブリッドLEDシステムで構成され、「創る」・「蓄える」・「上手に使う」を実現する新しいソリューションです。平時における照明器具等への電力供給はもちろん、無日照状態でも約３日間の稼働が可能（※２）であることから、災害時や電力インフラの整備がされていない場所など、電力確保が困難な場面での活用も期待されます。さらには、バックアップとして商用電力と接続することでより安定的に稼働させることが可能となります。

　従来、電力確保が困難な場面で活用されているオイル式発電機は、燃料の輸送・保管・補充に手間が掛かる上、発火のリスクや騒音・臭気などが問題となるケースがありましたが、当ソリューションではこれらの問題の解決に貢献するとともに、CO２の排出削減など環境にも配慮されています。

　当社は、すでに建設関連ユニットハウス向けに５０セットを受注しており、仮設建築物（仮設住宅・事務所、モデルルームなど）や災害時対応の設備向けを中心に初年度５００セットの販売を目標に展開してまいります。


以上


※１　照明器具１基（４０W蛍光灯３本）をハイブリッドLEDシステム１基（LED照明１本＋専用特殊反射板）に置き換えた場合です。
※２　蓄電池がフル充電の状態で、１時間当たり１５０W程度の電力消費を想定した場合です。（ともに当社調べ）


【菱洋エレクトロ株式会社について】
　１９６１年２月設立のエレクトロニクス商社。東京証券取引所第１部に上場しており、資本金は１３６億７，２００万円。半導体、システム情報機器、ソフトウェア、電子部品などの販売、技術サポートを行っており、三菱電機、ヒューレット・パッカード、インテル、マイクロソフト、オラクル、ルネサスエレクトロニクスなど国内外の有力メーカーの製品を取り扱うとともに、「流通」・「医療」・「省エネ・エコ」といった分野に対して様々なサービス・ソリューションの構築・提供を行っています。
　２０１２年１月期の連結売上高は８５１億円、連結従業員数は５０４名で、販売ネットワークとして国内に１１カ所の支店・営業所（サテライトオフィスを含む）と子会社２社、海外ではシンガポール、香港、上海など８カ所に拠点を展開しています。
　URL：http://www.ryoyo.co.jp


【株式会社ティ・エム・エフ・アースについて】
　２００７年５月、株式会社ティ・エム・エフ・クリエイトの営業代行会社として、株式会社J−Dreamsを設立。２０１２年２月、省エネ事業部の設立を機に株式会社ティ・エム・エフ・アースに社名変更しました。照明器具の消費電力を約８０％削減できる専用特殊反射板（特許申請中）を企画・開発・製造・販売しています。中国上海大学内のベンチャー企業と業務提携し、創エネ・蓄エネ・省エネの分野において、様々なビジネスモデルの構築、商品企画、開発、製造、セールスアンドマーケティングを日本国内にて展開しています。販売商品としては、今回のソーラーハウスの他にハイブリッドLEDシステム、ソーラー街路灯を有しており、２０１３年末にはASEAN諸国に進出する予定です。
　URL：http://www.tmf-earth.com