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NEC、ブレードサーバ「Express5800/SIGMABLADE」のラインアップを強化
ブレードサーバ「Express5800/SIGMABLADE」を強化
〜業界初のシャーシ内蔵型「UPSユニット」を始め、製品ラインアップを拡充〜
Express5800に関する情報発信
http://www.nec.co.jp/products/express/index.shtml
NECはこのたび、ブレードサーバ「Express5800/SIGMABLADE(シグマブレード)」において、今後さらなる成長が見込める中堅中小市場向けに製品ラインアップを強化しました。
今回の強化では、業界初(注1)のブレードシャーシに収納可能なUPS(無停電電源装置)ユニットやテープバックアップ装置を製品化し、本日より販売活動を開始しました。これにより、サーバやUPS、バックアップ装置など、システム統合に求められる製品を1つのブレードシャーシにコンパクトに集約することができるようになり、設置スペースの削減に繋がるとともに、ブレードシステム全体の運用性向上や省電力化を実現します。
さらに今後、周辺装置との柔軟な接続を実現する「IO(アイオー)共有スイッチ」や、統合管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter3.0」を市場に投入し、ブレードシステムを強化してまいります。
新製品の概要は以下の通りです。
SIGMABLADE−M専用「UPSユニット」
小型のブレードシャーシ「SIGMABLADE−M」に収納可能なUPSユニット。ラックスペースを占有することなく、ブレードシステムの停電対策を行うことが可能。ニッケル水素バッテリを採用しており、鉛バッテリを使った一般的なUPSと比べて、小型・軽量化、長寿命、充電時間の短縮などを実現。
テープブレード「AT101a」
LTO4(注2)対応のブレードシャーシ内蔵型テープ装置。非圧縮データで最大800GBをバックアップ可能。
SIGMABLADE−M専用「IO共有スイッチ」
ブレードシャーシ内外の様々な機器を柔軟に接続可能とする「IO共有スイッチ」を2011年度第1四半期(4−6月期)に製品化予定。同スイッチに搭載している拡張カード(FCカード、SASカード等)を、複数のブレードサーバで共有することが可能。さらに、構成の変更をソフトウェアで容易に行うことができるため、柔軟な運用を実現。
WebSAM SigmaSystemCenter3.0
統合管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter」において、SIGMABLADEとの連携機能やリソース管理機能を強化した製品を2011年度第1四半期(4−6月期)に製品化予定。「IO共有スイッチ」と併せて利用することで、ブレードシステムの可用性・運用性を更に向上することが可能。
また、今回強化した製品などをセット化した「SIGMABLADEシステム統合基本セット」(注3)を製品化するとともに、最新のインテル(R) Xeon(R) プロセッサー5600番台を搭載したブレードサーバ本体3モデルや、増設HDDブレード「AD106b」の販売を開始します。
新製品の希望小売価格(最小構成)ならびに出荷時期は以下の通りです。
※ 関連資料参照
さらに、販売面の強化として、クラウド・コンピューティングやシステム統合、仮想化等の案件を支援する専門組織「ITNWソリューションセンター」を新設しました。同センターは約30名の体制で、ブレードサーバをはじめとするプラットフォーム製品の技術支援や、提案支援などを行います。
NECは、2002年にブレードサーバ市場に参入して以来、100V電源対応、静音化への取り組み、中堅中小企業向け「コンパクトサーバ統合セット」などを製品化し、市場のニーズにきめ細かに応えてまいりました。また、販売面では、ブレードシステムの技術者認定制度やセミナー開催などの強化をしてきました。
こうした施策の積み重ねにより、2010年度第2四半期(7−9月)の国内x86ブレードサーバ出荷台数シェア調査において、当社はシェアNo.1を達成しました(注4)。
今回発表した強化により、ブレードシステムの競争力をさらに向上させ、「SIGMABLADE」全体で、今後1年間で2万台の販売を目指します。
NECは今後も、クラウド・コンピューティングを支える次世代ITプラットフォームビジョン「REAL IT PLATFORM Generation2」に基づいて、「柔軟」「安心」「快適」な次世代IT基盤の実現を目指します。
以上
(注1)NEC調べ。
(注2)磁気テープ記憶装置の規格。
(注3)ブレードシャーシSIGMABLADE−M、UPSユニット、ネットワークスイッチ、運用管理ソフトウェア「SigmaSystemCenter」などをセット化。
(注4)出典:IDC Japan, Japan Server Quarterly Model Analysis, 2010Q3
*その他記載されている会社名および商品名は各社の登録商標または商標。
Express5800に関する情報発信
URL:http://www.nec.co.jp/products/express/index.shtml
お問い合わせ先
NEC ファーストコンタクトセンター
電話:03−3455−5800
※ 製品画像などは、関連資料参照