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山武、執務室の空調配線完全ワイヤレス化を実現する「ワイヤレスシステム」を販売
山武、オフィスビル執務室の空調配線のワイヤレス化を実現する
「ワイヤレスシステム」を販売開始
azbil グループの株式会社 山武(本社:千代田区丸の内2−7−3 社長:小野木聖二)は、オフィスビル向けに、執務室の空調配線完全ワイヤレス化を実現する「ワイヤレスVAV*(ブイエーブイ)/FCU(ファンコイルユニット)システム」を開発、12月17日より販売開始したことをお知らせいたします。
近年、オフィスビルの建設・改修においては、短工期で建設することや、竣工後の高いフレキシビリティ(レイアウト・間仕切り変更などの変更対応性)を確保することが求められるようになってきております。このような背景から、当社は空調制御用温度センサの設置場所の自由度を高め、天井裏を含めた施工効率向上と省資源を実現するワイヤレスシステムを開発しました。本システムは、ワイヤレス型の空調制御用温度センサ「ネオセンサ ワイヤレス」、センサ付きの設定器「ネオパネル ワイヤレス」、ワイヤレス型の空調制御用コントローラ「ワイヤレスVAV/FCU」で構成され、下記のような特長を有します。
【温度センサの設置場所の制約を解消】
ワイヤレス化により室内設置場所の制約を受けずに、最適な温度計測を実現。レイアウト変更、間仕切り変更に伴う設置場所の変更が工事レスで対応可能。
【省資源に貢献】
温度センサおよび天井裏に取り付ける空調制御用コントローラの設置にかかわる配線工事を不要とし、省資源に貢献。
【安定した通信品質】
有線と同等レベルの通信品質を提供するために、当社独自の無線技術を開発、採用(特許取得済み)。
ワイヤレスVAV/FCUシステム導入に関わる参考価格は200万円(工事費別)から、今後、新築オフィスビルを中心に積極的に販売し、3年後約1,000システムの販売を目指します。
当社は「人を中心としたオートメーション」の理念のもとに、環境負荷低減に寄与する製品・システム、技術を開発、販売し、地球環境保全に貢献してまいります。
【システム詳細】
名称:
ワイヤレスVAV/FCU システム
内容:
無線での情報伝送を可能とし、ネオセンサ、VAV/FCUコントローラ設置にかかわる空調配線工事を不要とする。執務室内の壁面に設置したネオセンサ ワイヤレスで執務室の温湿度を計測し、そのデータを執務室の天井裏に設置した(通信用のアンテナモジュールを接続した)ワイヤレスVAV/FCUに伝送し、さらに機械室へ送ることで空調制御に反映。
システム導入に関わる参考価格:
200万円(工事費別。空調制御用コントローラ10台導入の場合)
販売目標:
3年後約1,000システム
*VAV(Variable Air Volume):可変風量制御。室内を冷房するための吸収熱量を給気風量により調節し、室内温度・湿度を制御する方式。
株式会社 山武
本社:東京都千代田区丸の内2−7−3 社長:小野木聖二
お問い合わせ先
株式会社 山武 ビルシステムカンパニー コミュニケーションマーケティング部
電話:03−6810−1112