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IPA、2012年のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況と相談受付状況を発表

2013-01-25

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談受付状況【2012年年間】


 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2012年年間のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出(※1)状況および相談受付状況をまとめました。
 URL:http://www.ipa.go.jp/security/txt/2013/2012outline.html


1.コンピュータウイルス届出状況
 2012年の届出件数は10,351件(内、感染被害届出は7件)と、2011年の12,036件から約14%の減少となりました。また、2012年の年間検出数は249,940個と、2011年の278,935個から約10%の減少となりました。
 ウイルス別届出件数では、XM/Mailcabの届出件数が2012年4月の最初の届出から少しずつですが増加する傾向がありました。

2.不正プログラム上位10種類の検出状況
 2012年の不正プログラム上位10種類の合計検出数は、230,450個と、2011年の324,056個から約29%の減少となりました。
 主に正規のソフトウェアなどを装って感染を試みるTrojan/Horse、オンラインバンキングのID/パスワードを窃取するBancos、偽セキュリティソフトの検知名であるFakeavが多く検出されました。

3.コンピュータ不正アクセス届出状況
 2012年の届出件数は合計121件(前年比約17%増)であり、そのうち被害があった件数は105件(前年比40%増)と全体の約87%を占めました。また、実際に被害があった届出(105件)のうち、原因の内訳はID・パスワード管理不備が18件、古いバージョン使用・パッチ未導入が15件、設定不備が7件などでした。

4.相談受付状況
 2012年のウイルス・不正アクセス関連の相談総件数は11,950件でした。そのうち『ワンクリック請求』に関する相談が2,755件、『偽セキュリティソフト』に関する相談が354件、Winnyに関連する相談が125件,「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が40件などでした。


 ●本リリースの詳細は、
  http://www.ipa.go.jp/security/txt/2013/2012outline.htmlをご参照ください。


【脚注】
 (*1)コンピュータウイルスの届出は、通商産業省(現・経済産業省)のコンピュータウイルス対策基準に基づき1990年4月にスタートした制度です。その後、不正アクセスの届出が1996年8月に同省のコンピュータ不正アクセス対策基準によりスタートしました。両制度の届出機関は、いずれもIPAが指定されています。

     コンピュータウイルス対策基準
      http://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/CvirusCMG.htm
     コンピュータ不正アクセス対策基準:
      http://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/UAaccessCMG.htm


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