ノーリツ、Brightcord社からSakura（Cayman）社の株式を取得し子会社化

BrightcordからのSakura（Cayman）Co．，Ltd．の株式取得（子会社化）に関するお知らせ



　当社は、平成２５年１月２１日開催の取締役会の決議により、櫻花衛厨（中国）股■有限公司（※）（本社：江蘇省、以下「櫻花中国」）の実質的な持株会社である、Sakura（Cayman）Co．，Ltd．（本社：ケイマン、以下「Sakura（Cayman）」）の株式について、その５５％を保有する株主であるBrightcord　InVestment　Ltd．（本社：サモア、以下「Brightcord」）と、当該保有分全てを取得するための株式譲渡契約を締結することを決定致しましたので、以下のとおりお知らせ致します。

　※■印の文字は人偏に「分」の文字です


１．本件株式取得の概要
　当社は、株式譲渡契約の定めるところに従い、Sakura（Cayman）の現親会社であるBrightcordが直接的に保有する同社持分の５５％を取得致します。本件株式取得は８９百万ドル（８０億８百万円）となる予定です。


２．株式の取得の理由
　当社は中期経営計画（「Vプラン１６」、２０１０年１２月３日開示。計画期間：２０１１年〜２０１６年）において、２０１６年までに海外事業の売上高を４００億円（２０１０年度比２．５倍）にまで拡大し、海外事業比率で１６．０％（２０１０年度比１．７倍）とすることを目標としています。中国は、当社のグローバル戦略上の重要性、市場規模及び今後の市場成長性、当社製品の販売拡大可能性の観点から、重点エリアと位置付けており、同地域において事業基盤を確保・拡大することが当社の長期的な成長に資するとの判断から、今回の株式取得を決断するに至りました。

　当社は中国において、ガス給湯器を主体に住宅設備機器の生産・販売を行っており、上海エリアを中心に江蘇省、広州、深セン、重慶などへ展開しています。一方で櫻花中国はガス給湯器・電気温水器・コンロ・レンジフード・システムキッチンなど、総合住宅設備機器の生産・販売を行っており、江蘇省を含む華東エリアを中心に中国全土への展開を行っております。本件株式取得により、製品の補完が可能となる上、エリア・チャネル戦略の効率的な展開が可能となります。また、重複するガス給湯器分野においても、当社は主に高価格帯、櫻花中国は主に中価格帯の製品を取り扱っていることから、ガス給湯器事業においても相互補完性が高いと考えております。

　具体的には、下記の項目を含むシナジーの実現を通じて、企業価値の向上を図りたいと考えております。
　（１）製品の相互供給
　　　中国全土での櫻花中国による当社製品のOEM販売、また、中国国内、日本、及び新興国での当社による櫻花中国製品のOEM販売
　（２）製品の共同開発
　　　当社及び櫻花中国における、製品の共同開発
　（３）生産技術の供与
　　　当社が保有する生産技術の提供を行うことによる、櫻花中国の生産品質、生産効率の向上
　（４）材料の共同調達、部品の相互利用
　　　原材料の共同調達、一部部品の相互利用を行うことによる、双方の調達コストの削減



＊以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照