不動産経済研究所、１２月の近畿圏のマンション市場動向を発表

≪近畿圏のマンション市場動向≫
−２０１２年１２月度−



◎発売は３４．８％増の３，２７１戸、今年最大の発売量。
◎契約率は８１．１％。戸当たり価格、m2単価共にダウン。


（１）１２月の発売は３，２７１戸、前年同月（２，４２７戸）比３４．８％増、前月（１，６９６戸）比９２．９％増。

（２）契約率８１．１％、前年同月（６９．３％）比１１．８ポイントのアップ、前月（７０．５％）比１０．６ポイントのアップ。

（３）１戸当り価格は３，３０６万円、１m2当り単価は５０．２万円。
　　　前年同月比で戸当り価格は５６８万円（１４．７％）のダウン、m2単価は６．３万円（１１．２％）のダウン。
　　　前年同月比で戸当り価格は２カ月ぶりにダウン、m2単価も２カ月ぶりにダウン。

（４）販売在庫数は２，７５７戸、前月末比１２６戸の増加（’１２年１１月末２，６３１戸、’１１年１２月末３，３０７戸）。

（５）即日完売物件（５物件３９６戸）
　　　〔１〕なんばセントラルプラザリバーガーデン（浪速区　１５０戸　３，８３０万円　４６．５万円　平均１．２倍　最高１３倍）
　　　〔２〕尼崎D．C．グランスクエア（I工区）２期３次（尼崎市　３０戸　３，２２３万円　４４．３万円　平均１．４倍　最高９倍）
　　　〔３〕プラウドタワー大津（大津市　１６１戸　３，６８８万円　４７．９万円　平均１．６倍　最高４倍）

（６）マンション市況の特徴
　　　今年の掉尾を飾る大量発売


☆近畿圏のマンション市場動向（２０１２年１２月度）
　（調査対象地域＝大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県の２府４県）

　１．１２月の新規発売戸数は３，２７１戸である。対前年同月（２，４２７戸）比８４４戸、３４．８％増、対前月（１，６９６戸）比１，５７５戸、９２．９％増である。

　１．１２月の地域別発売戸数は大阪市部１，３３５戸（全体比４０．８％）、大阪府下９８２戸（同３０．０％）、神戸市部３１１戸（同９．５％）、兵庫県下２０９戸（同６．４％）、京都市部２０８戸（同６．４％）、京都府下１戸（同０．０３％）、奈良県６戸（同０．２％）、滋賀県２１９戸（同６．７％）、和歌山県での発売はなかった。

　１．新規発売戸数に対する契約戸数は２，６５２戸で、月間契約率は８１．１％。前月の７０．５％に比べて１０．６ポイントのアップ、前年同月の６９．３％に比べて１１．８ポイントのアップとなっている。

　１．１２月の地域別契約率は大阪市部８３．７％、大阪府下８４．０％、神戸市部５２．４％、兵庫県下８２．８％、京都市部７４．０％、京都府下０％、奈良県１００％　滋賀県９７．７％。

　１．１２月の１戸当り平均価格、１m2当り単価は、３，３０６万円、５０．２万円である。前年同月に比べ戸当たり価格は２カ月ぶりにダウン、m2単価も２カ月ぶりにダウン。
　　　２０１２年１１月は３，７３１万円　５１．３万円であったので、前月比総額では４２５万円（１１．４％）のダウン、m2単価は１．１万円（２．１％）のダウン。
　　　２０１１年１２月は３，８７４万円、５６．５万円であったので、前年同月比総額では５６８万円（１４．７％）のダウン、m2単価は６．３万円（１１．２％）のダウン。

　１．１２月の地域別平均価格、１m2当りの分譲単価は以下のとおり。
　　　大阪市部２，９８３万円、５１．１万円、大阪府下３，６５８万円、４７．６万円、神戸市部３，１３７万円、５６．９万円、兵庫県下４，２９０万円、５１．７万円、京都市部２，８０３万円５７．７万円、京都府下３，４４０万円、３５．８万円、奈良県４，０５７万円、５２．８万円、滋賀県、３，４６２万円、４４．２万円。

　１．即日完売は３９６戸で全体の（１２．１％）、フラット３５登録物件戸数は１，７３６戸（同５３．１％）であった。

　１．１２月末現在の継続販売在庫数は２，７５７戸で、２０１２年１１月末現在の２，６３１戸に比べて１２６戸の増加。

　１．なお、２０１３年１月の発売戸数は１，０００戸程度の見込みである（"１２年１月　１，００７戸、"１１年１月１，３０１戸、"１０年１月１，５０５戸、"０９年１月１，４１２戸）。


※以下の資料は添付の関連資料を参照
　・II．新規物件特性分析（２０１２年１２月末現在）
　・１．タイプ別戸数
　・１．価格帯別戸数
　・図−１．新築マンション価格の推移（首都圏・近畿圏）２００９年１２月〜２０１２年１２月
　・図−２．契約率の推移（首都圏・近畿圏）２００９年１２月〜２０１２年１２月
　・図−３．月間発売戸数の推移（首都圏・近畿圏）２０１０年１２月〜２０１２年１２月