ヤマハ、タッチパネル採用の多機能型電子ピアノ「クラビノーバ　CVPシリーズ」を発売

“大人のエンターテインメント”を追求した多機能型電子ピアノ
新たにタッチパネルを採用、直感的でシンプルな操作を実現
ヤマハ　クラビノーバ『CVP』シリーズ
−３機種６品番を新発売。ピアノらしい演奏感と多彩な機能が音楽の新しい楽しみ方を広げる−


　※製品画像は添付の関連資料を参照


　ヤマハ株式会社（本社：静岡県浜松市中区中沢町１０−１、社長：梅村　充）は、多機能型電子ピアノ「クラビノーバ『CVP』シリーズ」の新製品として、『CVP−６０９PM／６０９PE／６０９B』、『CVP−６０５PE／６０５B』、『CVP−６０１B』の３機種６品番を、２月１５日（金）から発売します。


■価格と発売日

　※添付の関連資料を参照

■製品の概要
　「クラビノーバ」は、ヤマハのピアノづくりの伝統と先進のエレクトロニクス技術が生み出した、高音質、高機能の家庭用電子ピアノです。１９８３年の発売以来、累計１００万台以上を国内で販売、多機能型の「CVP」シリーズとピアノレッスンを主な用途とした「CLP」シリーズという２つのカテゴリーの商品を取り揃えています。
　「CVP」シリーズは、ヤマハ独自のデジタル音源システムによる、アコースティックピアノに近づけた自然な響きやリアルなタッチなどの電子ピアノの基本性能に加え、多数の音色や自動伴奏（スタイル）によってアンサンブル演奏が楽しめることから、子どものピアノ練習のみならず、成人の趣味演奏としても楽しめるモデルとなっています。

　今回発売するモデルは、「CVP」シリーズの普及価格帯から上位機種まで全機種をフルモデルチェンジし、ピアノらしさを追求した音源を新たに搭載、３機種６品番をラインアップしたものです。
　全機種で音、タッチ、ペダリングの全てにおいてバランスの取れた、グランドピアノに迫る表現力を実現した「リアル・グランド・エクスプレッション（RGE）音源」を採用。前モデル同様グランドピアノに近づけた鍵盤を各モデルに装備しています。また、本物の楽器の息づかいやリアルな演奏音を再現する「スーパーアーティキュレーションボイス」をはじめとする多彩な楽器音を内蔵しています。
　さらに上位モデル『CVP−６０９PM／６０９PE／６０９B』、『CVP−６０５PE／６０５B』は、新たにタッチパネルを搭載することで本体のボタン数を減らし、直感的でシンプルな操作を実現しました。
　自動伴奏（スタイル）についても数を増やしました。さらに、弾きたい曲をイメージしてリズムを演奏すると、自動的にその曲に合わせたスタイルを推奨する「スタイルレコメンダー」機能を新たに搭載しました。これにより、自分で選択しなくても、曲に合わせたスタイルを気軽に選ぶことが可能になります。
　デザインは『CVP−６０９PM／６０９PE／６０９B』ではグランドピアノを連想させるデザインを、『CVP−６０５PE／６０５B』、『CVP−６０１B』ではキャビネットタイプ（箱形）の外装を採用、しっかりとした演奏環境を実現。演奏の録音機能も充実しています。
　さらに、今回のモデルでは新たにApple社「iOS」に対応した専用のアプリケーションを別途用意。「iPhone」、「iPad」、「iPod　touch」を使って曲データの取り込みなどが可能になりました。


　詳細は以下の通りです。


■主な特長
１．タッチパネルを採用して直感的な操作を実現
　『CVP−６０９PM／６０９PE／６０９B』、『CVP−６０５PE／６０５B』では大型カラー液晶にタッチパネルを採用しました。本体のボタン数を少なくしてシンプルなインターフェースとし、音色や自動伴奏（スタイル）の選択など、直感的な操作を実現しました。また簡単にお好みのピアノ音をカスタマイズするために、ピアノの種類や演奏シチュエーションを視覚的に選択可能な「ピアノルーム」機能を搭載、大屋根の上げ下げもタッチで操作できます。


　※参考資料は添付の関連資料を参照


２．グランドピアノの豊かな表現力を宿す「リアル・グランド・エクスプレッション（RGE）音源」
　ヤマハのコンサートグランドピアノの中で、最も録音に適した一台を選び抜き、熟練の調律師が最良の状態に調整したピアノをサンプリングに使用。音の鳴りはじめから消えゆくまでの過程を丁寧に収録した新世代のピアノ音源「リアル・グランド・エクスプレッション（RGE）音源」を全てのモデルで採用しました。これにより、タッチの強弱による自然な音色変化を実現したほか、スタッカートで弾いたときには歯切れのいい音を、ゆっくりと指を離したときには長く余韻を残すよう減衰がコントロールされる演奏効果「スムースリリース」を実現しています。

３．表現の幅を広げる多彩な音色を搭載
　演奏者が管楽器に息を吹き込むときに出る息づかいの音や、ギターのピッキング、弦を押さえる際のノイズなど、楽器独自の演奏音を、タッチの強弱やペダル操作などで再現できる「スーパーアーティキュレーションボイス」、サックスやトランペットなどの管楽器の演奏に欠かせないレガートやスタッカートといった独特の奏法を鍵盤のタッチなどにあわせて自然に表現できる「スーパーアーティキュレーション２ボイス」（『CVP−６０９PM／６０９PE／６０９B』）など、多彩な音色を搭載、本物の楽器を弾いているようなリアルな音色で演奏でき、表現の幅が広がります。

４．演奏の楽しさを追求したバラエティ豊かな自動伴奏（スタイル）
　ポップ＆ロック、バラード、スイング＆ジャズ、R＆B、ラテンなど、バラエティ豊かな自動伴奏（スタイル）を搭載しており、左手でコード（和音）を押さえるだけで豪華な演奏が楽しめます。さらに今回のモデルでは弾きたい曲をイメージしてリズムを演奏すると、自動的にその曲に合わせたスタイルをディスプレイに表示して推奨する「スタイルレコメンダー」機能を新たに装備、自分でスタイルを選択しなくても、曲に合わせたスタイルが手軽に選べます。

５．自分で弾いたアンサンブル演奏も録音可能。録音／再生機能が充実
　本体や接続したUSBメモリーなどに、通常の演奏はもちろん、自動伴奏（スタイル）を用いたアンサンブル演奏も録音できます。録音／再生フォーマットはMIDI（全機種）のほか、WAV／MP３などのオーディオ形式からも選択可能（『CVP−６０１B』はWAVのみ）で、さらにWAV／MP３の場合は『CVP−６０９PM／６０９PE／６０９B』、『CVP−６０５PE／６０５B』では「タイムストレッチ（テンポ変更）」、「ピッチシフト（キー変更）」、「ボーカル（メロディ）キャンセル」などの機能が利用できます。

６．「iPhone／iPad／iPod　touch」向けのアプリケーションでさらに便利に
　当社の音楽データショップで購入したMIDI形式の音楽データなどをCVPシリーズに取り込める『ミュージックソフトマネージャー』などのアプリケーションを別途用意。Apple社の「iPhone」「iPad」「iPod　touch」などで利用可能です。各アプリケーションはApple社の「AppStore」でダウンロードができます。
　「音楽データショップ」：http://www.music-eclub.com/musicdata/

７．電子ピアノとしての基本性能が充実
　グランドピアノ同様、１鍵１鍵の重みを段階的に変化させた「８８鍵リニアグレードハンマー」（『CVP−６０９PM／６０９PE／６０９B』）など、本物のピアノのタッチに近づけた鍵盤のほか、踏み出しは軽く、ペダルの効果が出始めるところで重く感じる、グランドピアノのダンパーペダルの踏み心地を再現した「GPレスポンスダンパーペダル」（『CVP−６０９PM／６０９PE／６０９B』）など、電子ピアノとしての基本性能を充実させています。


■開発の背景
　当社では、電子ピアノのラインアップとして、主に子どものピアノレッスン需要をターゲットにした「アリウス」シリーズや、さらに本格的なピアノ演奏を楽しめる「クラビノーバ」シリーズのほか、アコースティックピアノの鍵盤アクションを搭載したハイブリッドピアノや、デザイン性を追求したコンセプトモデル「MODUS（モーダス）」シリーズなどを販売しています。
　中でも今回発売するクラビノーバ「CVP」シリーズは、ピアノとしての基本性能を追求しながら、数多くの音色や多彩な自動伴奏（スタイル）を搭載することによりエンターテインメント性を高め、“大人のエンターテインメント”として成人の趣味層に「演奏する楽しみ」を提供するものです。
　当社では、今回の「CVP」シリーズの発売により、クラビノーバの電子ピアノとしての高い基本性能に加え、多彩な機能が実現する“楽しさ”を訴求することで、より多くの人にクラビノーバならではの魅力を感じていただきたいと考えています。


■主な仕様

　※添付の関連資料を参照


　＊iPhone、iPad、iPod　touchおよびApp　Storeは、米国およびその他の国々で登録されたApple　Inc．の商標です。
　＊文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。


＜この件に関するお問い合わせ先＞
■一般の方のお問い合わせ先
　ヤマハ株式会社
　国内営業本部　鍵盤営業部　ピアノ企画グループ
　〒１０８−８５６８　東京都港区高輪２−１７−１１
　TEL：０３−５４８８−６７９５