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三井造船、クラレアメリカのポバール樹脂生産設備で詳細設計など一括請負業務を受注
米国向け化学プラントのEPC契約を締結
−クラレアメリカのポバール樹脂生産設備−
三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、株式会社クラレの米国現地法人Kuraray America Inc.が米国テキサス州に建設を予定する、ポバール樹脂生産設備の新設に関わり、昨年9月の先行設計業務受注に続き、詳細設計・機材調達・建設工事の一括請負業務(EPC)を受注しました。
当該ポバール樹脂生産設備の新設計画は、クラレグループのコア事業のひとつである酢酸ビニル・ポバール系事業の世界戦略の一環であり、シェールガス等による原燃料メリットがある北米に新たな生産拠点として建設するものです。今回の計画は、年産能力4万トンのポバール生産設備を建設するものであり、2014年9月末に設備の完工が予定されています。
製品のポバールは、ビニロン繊維の原料やフィルムの原料、繊維加工剤、接着剤などの幅広い用途に向けられています。さらに近年は、自動車のフロントガラス用中間膜原料、インクジェット用紙等の情報用紙の加工剤、刷版材などの新しい用途も広がっています。
昨今のシェールガス開発に端を発する北米石油化学プラントの建設投資動向が注目を集めています。
三井造船は、1980年代半ばより北米における石油化学プラントの建設実績を有しており、今後も同地域での受注活動を積極的に展開していきます。