Article Detail
タイガー魔法瓶、ベトナム南部ドンナイ省に家庭用品の生産拠点を新設
タイガー魔法瓶
ベトナム ドンナイ省に生産拠点を新設。
■概 要
タイガー魔法瓶株式会社(社長:菊池嘉聡、本社:大阪府門真市、資本金:8,000万円)は、この度、ベトナム南部ドンナイ省アマタ工業団地内に立ち上げた家庭用品の新工場の開業式を執り行いました。この新工場はベトナムの現地法人タイガーベトナム社(社長:大橋伸康)が1,200万ドル(約9億6,000万円)を投じて設置。炊飯ジャー、電気ポット、ステンレスボトルを生産する計画で、2013年1月の生産開始を予定しております。
■背 景
タイガー魔法瓶株式会社は、15年前(1997年)に中国・上海において合弁会社「上海虎生電子電器有限公司」を設立し稼動してまいりました。
そしてこのたび海外への販売拡大、特に東南アジア諸国連合(ASEAN)各国への販売に重点を置くことを目的として、また中国生産での偏りのリスク回避も含め、ベトナム進出を決断いたしました。
新工場を立ち上げたベトナム南部(ホーチミン市近郊ドンナイ省)は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中心地であり、港も近く輸送にも効率的なため、将来的には東南アジア諸国連合(ASEAN)のハブ工場となり得る、大変恵まれた立地条件となっています。ベトナムの人口は2020年には1億人を超えると言われており、市場としても大変魅力的であり、主食をごはんとしている国として特に炊飯ジャーの需要は大きいと思われます。
また日本からの炊飯ジャー製造メーカーの進出は当社が初めてであり、地域的にも充分根付く環境であることなども進出の後押しになりました。
今後は、3年以内を目標としてベトナム新工場での炊飯ジャーの生産規模を年間60万台、電気ポットを40万台とし、同時に5年以内にはステンレスボトルの生産能力を300万本に到達させることを目指します。
さらにはタイガー魔法瓶の全生産台数の割合を日本、中国、ベトナムそれぞれ3分の1ずつに移行する計画をしております。
主な出荷先としましては、当初は日本を中心としてまいりますが、今後はベトナム国内及び東南アジア諸国連合(ASEAN)各国へ順次拡大していく予定です。
またタイガー魔法瓶は、2008年より公益財団法人 国際研修協力機構(JITCO)の外国人技能実習制度を通じて毎年約10名の研修生をベトナムより受け入れ、様々な技術研修を行っています。ベトナム新工場では、元研修生が教育指導係りとして、身につけた技術や日本語を活かし活躍しております。
■会社概要
※添付の関連資料を参照