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三菱商事、シンガポールに金属資源トレーディング事業の本社機能を持つ子会社を設立
シンガポールにおける金属資源トレーディング子会社の新規設立と金属資源トレーディング事業の会社分割(吸収分割)による三菱商事ユニメタルズへの承継に関するお知らせ
三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林健、以下:当社)は、シンガポールに金属資源トレーディング子会社を新規設立し、これに併せて三菱商事ユニメタルズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:谷謙二、以下:ユニメタルズ、当社100%子会社)を承継会社とする金属資源トレーディング事業の会社分割(吸収分割)を行うことを決定致しましたので、下記の通りお知らせ致します。
<シンガポールにおける金属資源トレーディング子会社の新規設立>
これまで当社の金属資源トレーディング事業は当社本店を中心としたグローバルネットワーク体制のもと推進してまいりましたが、同事業の本社機能を有する事業子会社Mitsubishi Corporation RtM International Pte.Ltd.(当社100%子会社、以下:RtM本社、平成25年4月1日より営業開始)をシンガポールに設立します。今後は、RtM本社が世界市場を視野にいれた事業戦略立案の中心となって、中国・インドを中心としたアジアマーケットを初めとして世界の成長市場の取り込みを図っていきます。その為にも市場・顧客対応力を向上すべく、従来の商品別の組織を、商品の枠を越えてトレーディングという機能で括り、更なる機能強化に取り組んでまいります。
尚、RtMは”Resource to Market”の略称であり、「金属資源を需要家に結びつける」機能をより付加価値の高いものへと昇華させていくことを通じて、中長期にわたる持続的成長を実現していくとの意味を有しています。
<金属資源トレーディング事業の会社分割(吸収分割)による三菱商事ユニメタルズへの承継>
シンガポールにおけるRtM本社設立に併せ、従来の商品別の組織を、商品の枠を越えてトレーディング機能で括り、日本市場における顧客対応力の強化を図る為に、平成25年4月1日付で現在当社本店で行っている金属資源トレーディング事業(鉄鉱石、原料炭、一般炭、ニッケル、フェロクロム、モリブデン、銅・鉛・亜鉛精鉱、貴金属)を、現在非鉄金属を主要取扱い品目(アルミ地金・合金、銅・錫、鉛・亜鉛、合金鉄、レアメタル・レアアース、熱交材・非鉄製品、建材・店舗資材)としている専門商社であるユニメタルズに承継する会社分割(吸収分割)を行います。また、同日付けで(仮)三菱商事RtMジャパン株式会社へと社名変更を行う予定です。
なお、本分割は、100%連結子会社を対象とする簡易分割であるため、開示内容を一部省略しております。
1.会社分割(吸収分割)の目的
当社の金属資源トレーディング事業における機能強化を通じて、日本市場における市場・顧客対応力の向上を図る。
2.会社分割の要旨
(1)分割の日程
分割決議取締役会:平成24年12月21日
分割契約締結日:平成24年12月21日
分割の予定日(効力発生日):平成25年4月1日
※本会社分割は、会社法第784条第3項に規定する簡易吸収分割であるため、分割契約の当社株主総会における承認は行われません。
(2)分割方式
当社を分割会社とし、ユニメタルズを承継会社とする吸収分割です。
(3)割当ての内容
本会社分割に際して、承継会社の株式及びその他の財産の割当てはございません。
(4)分割会社の新株予約権及び新株予約権付社債に関する取り扱い
当社では新株予約権及び新株予約権付社債を発行しておりますが、本会社分割によるこれらの取り扱いに変更はありません。
(5)分割により減少する資本金等
本会社分割により当社の資本金等に変更はありません。
(6)承継会社が承継する権利義務
当社が行っている金属資源トレーディング事業に関して有する資産および負債を承継会社が承継致します。
(7)債務履行の見込み
本会社分割後において、承継会社の債務履行の見込みには問題ないものと判断致しております。
※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照