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日本チェーンストア協会、11月の販売概況を発表
平成24年11月度・チェーンストア販売概況
★全体の概況
※会員企業数 57社/店舗数 7,873店
※総販売額 1兆299億円 (店舗調整前) 99.0% (店舗調整後) 99.5%
<部門別の概況>
・食料品 6,091億円 (店舗調整前) 96.4% (店舗調整後) 97.4%
・衣料品 1,282億円 (店舗調整前)105.2% (店舗調整後)105.2%
・住関品 2,230億円 (店舗調整前)102.2% (店舗調整後)101.2%
・サービス 35億円 (店舗調整前) 98.7% (店舗調整後)101.0%
・その他 659億円 (店舗調整前)103.2% (店舗調整後)102.7%
平成24年11月度は、全国的に気温が低くなったことから、食品では鍋物商材、衣料品では秋冬物・冬物といった季節商品は好調に推移した。一方、相場安による青果など食品全般が苦戦したことから、販売総額の前年同月比(店舗調整後)は、9ヶ月連続で前年同月を下回った。
ボジョレー・ヌーボーは、好調な動きを見せた。また、クリスマスケーキ、ギフト、おせちの予約は順調な動きをみせている。
★商品別の動き
<食 料 品>
●農産品
農産品は、トマトやサラダ野菜、ねぎは好調だったが、キャベツ、たまねぎ等が相場安の影響もあり不調だった。果物は、ぶどう、りんご、キーウィフルーツなどが好調だったが、柑橘類は不調だった。
●畜産品
畜産品は、和牛、国産牛は好調だが、豚肉、鶏肉も動きはあるが苦戦した。ハム・ソーセージの動きは鈍かったが、肉団子など鍋用加工品は好調だった。
●水産品
水産品は、近海魚の水揚げ不足もあり鮮魚は不調だったが、鍋用のカキ、カニは好調だった。たらこ・明太子、一汐開き、ちりめん、冷凍えびは不調だった。
●惣菜
惣菜は、温惣菜では揚げ物、中華が好調。要冷惣菜では、和総菜は好調だったが、サラダなどの洋総菜は不調だった。また、米飯は好調だったが寿司は不調だった。
●その他食品
鍋用調味料類、袋ラーメン、冷凍食品では麺、グラタン、ピザなどが好調だったほか、ヨーグルト、米も好調だったが、牛乳などの飲料、アイスクリームが不調だった。
<衣 料 品>
●紳士衣料
紳士衣料は、コートなどの冬物衣料をはじめビジネススーツ、スラックスは好調だったが、長袖Tシャツ、長袖ポロシャツは不調だった。
●婦人衣料
婦人衣料は、ジャケット、カットソー、セーター、ジーンズは好調だったが、カットレングス、長袖Tシャツ、ブラックアンサンブルは不調だった。
●その他衣料・洋品
その他衣料・洋品は、ヒート系インナーは紳士・婦人・子供ともに好調、ベビートドラーも好調だった。子供ホームウエアー、女子冬物ハーフパンツ、女児トレーナーは不調。婦人ブーツ、手袋が好調だった。
<住 関 品>
●日用雑貨品
日用雑貨品は、マグボトル、弁当箱・ランチジャーは好調だった。テレビゲームは好調だが、カードゲームは不調。単価ダウンによりティッシュペーパーが不調だった。
●医薬・化粧品
医療・化粧品は、医薬品は好調だったが健康食品は不調。マスク、カイロは好調だった。カウンセリング化粧品は好調、ヘアケア、ヘアメイク、ボディケアも好調だった。柔軟剤等液体洗濯洗剤は好調だったが、キッチン、サニタリーは不調だった。
●家具・インテリア
家具・インテリアは、羽毛布団などの寝具、寝装具が好調。カーペットは好調だったが、カーテン、インテリア小物は不調だった。
●家電製品
家電製品は、エアコン、石油ストーブ、ファンヒーター、電気カーペットなどの暖房器具は好調だが、冷蔵庫、液晶テレビ、ブルーレイレコーダー、デジタルカメラは不調だった。
●その他商品
その他商品は、スポーツウェア・シューズ・バッグ、電動自転車が好調だったが、園芸用品は不調だった。
<サービス・その他>
・旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.3%であった。
・食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.4%であった。
*「チェーンストア販売統計(月報)平成24年11月度速報」は添付の関連資料を参照
※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス;http://www.jcsa.gr.jp