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日本HP、ビッグデータ向けストレージサーバー「HP ProLiant SL4500」を発表
Big Data向け新世代ストレージサーバー「HP ProLiant SL4500」発表
1Uあたり40TBを超える高密度・大容量サーバーが
コスト効率の高い分散ストレージシステムを実現
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:小出 伸一)は本日、ストレージ容量単価を追求したBig Data向けストレージサーバー新製品「HP ProLiant SL4500 サーバーシリーズ(以下、SL4500)を発表します。また、これにあわせて、分散ストレージシステムを実現する各種ソフトウェアベンダーとのアライアンスを強化し、日本企業における導入を促進します。
昨今、企業の取り扱う構造型/非構造型データは増加の一途を辿っており、肥大化するデータを効率的に格納・分析するため、クラウドを活用した大規模ストレージサービスのニーズがグローバルに拡大しつつあります。一方で、膨大なデータを格納するストレージサービスを支えるシステム基盤には、今まで以上に大規模な拡張性とともに、ストレージ容量単価の大幅な低減が求められています。
こうした市場背景を受け、今回、日本HPでは、大規模拡張性と容量単価を追求した新しいコンセプトのストレージサーバー「SL4500」の提供を開始します。本製品は、1ノードあたり、スペースあたりのストレージ容量密度を最大化することにより、容量単価を徹底的に抑え、大量のデータを経済的に格納することができます。サーバーノードには、「HP ProLiant SL4540 Gen8サーバー」(以下、SL4540 Gen8)を搭載し、高性能なプラットフォームを実現するとともに、リモート管理機能iLO 4による「自働サーバー機能」を提供します。
「SL4540 Gen8」には、アーカイブストレージや大容量NASアプリケーション向けの1ノードモデル(60ディスク、最大容量180TB)、メールやNoSQL向けの2ノードモデル(各ノード25ディスク、最大容量75TB)、Hadoop、Verticaなどのビッグデータ分析基盤向けの3ノードモデル(各ノード15ディスク、最大容量45TB)の3つのモデルをラインアップします。これにより、用途に応じて最適な分散ストレージ環境を構築することができます。
なお、日本HPはソフトウェアベンダーと協業し、「SL4540 Gen8」と各種ソフトウェアとの組み合わせ検証、共同プロモーションなどを実施して参ります。現在、参画いただく企業は、SCSK株式会社、Cloudera株式会社、レッドハット株式会社の3社です。すでにHP本社においては、10数社のソフトウェアベンダーよりエンドースメントをいただいており、今後、日本においても参画企業を順次拡大していく予定です。
本日発表の新製品は、以下の通りです。
製品名 :HP ProLiant SL4540 Gen8 1ノードモデル
希望小売価格:1,174,950円〜(税抜 1,190,000円〜)
販売開始日 :2012年12月20日
製品名 :HP ProLiant SL4540 Gen8 2ノードモデル
希望小売価格:1,345,050円〜(税抜 1,281,000円〜)
販売開始日 :2012年12月20日
製品名 :HP ProLiant SL4540 Gen8 3ノードモデル
希望小売価格:未定
販売開始日 :2013年春発売予定
<本製品発表についてのエンドースメント>(50音順)
SCSK株式会社
プラットフォームソリューション事業部門
ITエンジニアリング事業本部長 池 直樹 様
SCSK株式会社は、日本ヒューレット・パッカード株式会社様のビッグデータ向けサーバー「HP ProLiant SL4500」の発表を歓迎致します。
SCSKでは大容量データの分散処理に最適なNoSQLデータベース 「Couchbase」を提供しており、「HP ProLiant SL4500」の 高密度設計と高い拡張性は、ノードあたりの容量単価を極限まで削減する斬新なプラットフォームであると期待しております。
「Couchbase」は、拡張性に優れ、一貫したハイパフォーマンスと無停止でのノード拡張を可能とする、ビッグデータ向けのドキュメント型NoSQLデータベースです。
「HP ProLiant SL4500」と「Couchbase」の組み合わせは、企業が要求するデータ保管コストと処理性能のバランス最適化を高次元で保つソリューションとして、お客様の期待に応えることができると確信しております。
Cloudera株式会社
代表取締役社長 ジュセッペ 小林 様
今、多くの企業は、社内に保有したデータ間の相関関係や因果関係を見出すために、Clouderaのビックデータプラットフォームを活用しています。ビッグデータに対するありとあらゆるニーズに、最適化されたインフラ資産を開発することで、企業の利益向上を目指しているのです。日本ヒューレット・パッカード株式会社が今回発表したビッグデータ用に設計されたサーバー製品を通じ、大規模データセットを効率的・低コストに処理するシームレスな新しいアプローチを市場に提示したことは、大変喜ばしく思います。
レッドハット株式会社
代表取締役社長 廣川 裕司 様
レッドハット株式会社は、日本HPの新サーバー「HP ProLiant SL4500」の発表を心より歓迎いたします。これまで日本HPとレッドハットは両社で協業し、オープンソースを活用した抜本的コスト削減を実現できる、革新的IT基盤を日本市場へ提供してまいりました。
今回発表された新サーバー「HP ProLiant SL4500」とレッドハットが提供する分散型スケールアウトストレージを実現するソフトウェア「Red Hat Storage」との組み合わせにより、ビッグデータ・ソリューションの一環としてコスト効率の高い大容量データの管理を実現し、お客様のビジネス拡大を支援できることを確信しております。
<「HP ProLiant SL4500」の概要>
「HP ProLiant SL4500」は、分散ストレージおよびデータ分析用途に特化したスケールアウト型サーバーシステムです。4.3Uのシャーシにサーバーノードとして「HP ProLiant SL4540 Gen8サーバー」を搭載し、1ノードあたり、スペースあたりのストレージ容量密度を最大化することにより、従来システムに比べ容量単価を大幅に低減しています。1ノード、2ノード、3ノードの3モデルをラインアップし、1ノードモデルには最大60ディスク(最大容量180TB)まで搭載可能です。
≪サーバーノード「HP ProLiant SL4540 Gen8サーバー」の特長≫
「Gen8」テクノロジーの採用により、高性能の分散ストレージ基盤を実現するとともに、リモート管理機能「iLO 4」による優れた運用管理性を提供します。
主なスペックは以下の通りです。
プロセッサー: インテル(R)Xeon(R)プロセッサー E5−2400シリーズ×2
メモリスロット:12×DDR3 DIMM
ネットワーク :1Gb Ethernetポート×2
10Gb Ethernetポート×2 (オプション)
PCIスロット :1(ノード毎、オプション)
リモート管理機能:iLO Management Engine (iLO 4)
アレイコントローラー:HP Dynamic Smartアレイ B120i (サーバー内蔵側)
HP Smartアレイ P420i (ディスクシェルフ側)
≪用途に応じてモデルをラインアップ≫
ノード数とディスク容量の組み合わせにより、用途に応じ、以下のモデルから選択可能です。
・1ノードモデル(60ディスク、最大容量180TB):
アーカイブストレージ、大容量NASアプリケーション用途に最適
・2ノードモデル(各ノード25ディスク、最大容量75TB):
Web2.0、Eコマース用途に最適
・3ノードモデル(各ノード15ディスク、最大容量45TB):
Hadoop、Verticaなどのデータ解析用途に最適 (※2013年春発売予定)
■新製品に関する製品情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/proliant_20121220/
※製品写真は添付の関連資料を参照
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カスタマー・インフォメーションセンター TEL:03−5749−8291
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