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博報堂、第3回「スマートグリッドに関する生活者調査」の結果を発表
第3回「スマートグリッドに関する生活者調査」
スマートハウスの認知率、前年1.7倍の68.2%に。
●昨年10月の認知率39.7%から28.5ポイント増加。「スマートグリッド」は横ばい。
●太陽光発電システムの導入者は4.56%。少しずつ右肩上がりに導入。
博報堂スマートグリッドビジネス推進室では、2012年8月と10月に第3回「スマートグリッドに関する生活者調査」を実施いたしました。今回の調査は、スクリーニング調査と詳細調査の2回を行ったものです。このたび、速報がまとまりましたので、その結果をご報告いたします。
毎回調査している「スマートグリッド」についての認知は50.3%で、昨年の51.0%と比べてほぼ横ばいとなり、「プラグインハイブリッドカー:83.1%」「家庭用蓄電池91.0%」などの認知率も微増という状況でした。これに対して、昨年認知率が5割に達していなかった、「スマートメーター」は60.4%(前年49.8%)、「スマートハウス」は前年の39.7%の1.7倍の68.2%に伸びました。「スマートメーター」や「スマートハウス」などが生活者にとって身近な存在になってきたと考えられます。
「太陽光発電」の導入者は全国49466人を対象に調べたところ、4.56%でした。これら導入者に導入時期を聞いたところ、2009年ごろから右肩上がりに上がってきていることが分かりました。
また、導入者に「導入の理由」を聞いたところ、「太陽光発電システム」は「電気代がお得になる」、「家庭用蓄電池」は「防災意識が高まったから」などスマートグリッド関連の商品やサービスの導入は、それぞれ違う理由で導入されている様子が明らかになりました。
博報堂スマートグリッドビジネス推進室では、今後も生活者を中心とする様々な研究とソリューションを開発し、生活者視点でスマートグリッド時代に必要なサービスや商品などについて、企業の皆様に提案してまいります。
<調査結果トピックス>
◇「スマートグリッド」という言葉の認知率は、昨年とほぼ変わらず、50.3%。関連機器別では、スマートメーターとスマートハウスの認知がアップ。スマートハウスの認知率は、昨年より28.5ポイントアップの68.7%に。
◇スマートグリッド関連商品への関心。「スマートメーター」「スマートハウス」は前年よりアップ。
◇スマートグリッド関連商品の導入状況では、「太陽光発電システム」が4.56%。着実に伸びてきている。
◇スマートグリッド関連システム、機器ごとに違う導入するきっかけ。「太陽光発電」は「電気代がお得になる」などの経済的な理由、「家庭用蓄電池」は防災意識。
◇自宅のエネルギーコントロールについての意識、「自宅のエネルギー消費量を把握しておきたい」人は66.3%と3分の2に。「自宅のエネルギーは使いたいときに使いたい」人も60.3%。
※「添付資料:調査データ」は添付の関連資料を参照