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JFEエンジニアリング、「断層用水道鋼管」を神戸市が大容量送水管整備事業に採用
神戸市が当社開発の断層用水道鋼管を初採用
〜大きな断層変異に対しても送水機能を維持〜
JFEエンジニアリング株式会社(社長:岸本純幸、本社:東京都千代田区)が開発した「断層用水道鋼管」がわが国で初めて、神戸市が進める大容量送水管整備事業に採用されましたのでお知らせします。
この事業は、神戸市が阪神淡路大震災の教訓を踏まえ、既設送水トンネルのバックアップ機能として送水管の二重化を図るものです。布設ルートには活断層が存在するため、その対策として、一部に断層用水道鋼管が設置されます。断層用水道鋼管が設置される奥平野工区の送水管布設工事は、当社が施工いたします。これは既設シールドトンネル内に延長2,384mにわたって口径2,400mmの鋼管を布設する工事です。
断層用水道鋼管は活断層のずれに抵抗できるわが国で唯一の水道鋼管です。活断層の極めて大きな変位を吸収するため、あらかじめ変形しやすい山形部を設けており、地震時にも亀裂や漏水を起こすことなく通水機能を確保することができます。
当社は、昨年10月に断層用鋼管の曲げ性能に関する公開実験を実施し、関係官庁や水道事業体等から高い評価をいただきました。本年9月には日本水道鋼管協会(WSP)の製品規格(WSP077−2012)に制定されています。
当社は今後も、震災復興対策やその他地域における地震対策等に断層用水道鋼管を積極的に営業展開し、防災インフラの整備に貢献してまいります。
■受注工事概要
1.発注者 :神戸市水道局
2.工事名 :大容量送水管(奥平野工区)鋼管工事
3.工事場所 :神戸市中央区熊内橋通〜兵庫区楠谷町
4.工事概要 :管径2,400mm×延長2,384mの鋼管を布設
(既設シールドトンネル内)
5.工期 :2012年11月〜2014年3月(17ヶ月)
※参考画像は添付の関連資料を参照