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IDC Japan、第3四半期国内携帯電話/スマートフォン市場規模を発表
2012年第3四半期
国内携帯電話/スマートフォン市場規模を発表
・2012年第3四半期の国内携帯電話出荷台数は前年同期比6.0%増の1,104万台
・国内スマートフォン出荷台数は前年同期比50.2%増の797万台
・携帯電話出荷台数では富士通がシェア首位
・スマートフォンではアップルが4四半期連続でシェア首位
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、国内携帯電話、およびスマートフォン端末の2012年第3四半期(7〜9月)の出荷台数を発表しました。
これによると、2012年第3四半期の国内携帯電話出荷台数は、前年同期比6.0%増の1,104万台となり、2四半期ぶりに「1,000万台超」となるプラス成長となりました。このプラス成長の主な要因は、スマートフォン出荷台数が順調に拡大傾向にあること、また、らくらくホンを含めた「スマートフォン以外」の携帯端末の出荷も堅調であったことが挙げられます。特にスマートフォン出荷に関しては、前四半期(4〜6月)において60%台であったスマートフォン出荷比率が、72.1%にまで上昇しています。
そのスマートフォン端末出荷におけるベンダー別台数シェアでは、「iPhone5」が市場投入され、アップルが4四半期連続で首位の座を堅持しています。第2位には、「ARROWSシリーズ」に加え、らくらくホンの「スマートフォン版」を市場投入した富士通がランクインしています。CPUを含む主要部材調達の問題が解消されつつある中、「AQUOSシリーズ」を含めた新製品を積極的に発売しているシャープがトップ3に返り咲きました。また、NTTドコモおよびauKDDI向けの「Xperiaシリーズ」で販売好調を維持しているソニーが第4位になっています。
スマートフォンを含む全携帯電話出荷におけるベンダー別台数シェアでは、富士通が、前回第1位のアップルを逆転し、2四半期ぶりに首位の座に就きました。上記の「ARROWSシリーズ」の販売が堅調であることに加え、高齢者向けにニーズの高い、らくらくホン端末の出荷が好調であったことが、この主要因として挙げられます。第3位以下のベンダー順位は、スマートフォン出荷ランクと同様に、シャープ、ソニー、サムスンの順位となっています。
今後の見通しに関しては「iPhone5を中心としてスマートフォン需要は引き続き好調を維持する可能性が高い。ただし、『iPhone独り勝ち』の状況がこのまま続けば、国内通信事業者に限らず、端末ベンダーの2013年の戦略に大きな影響を与える可能性が高まる」とIDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの木村 融人は述べています。
今回の発表はIDCが発行した「国内携帯電話市場 2012年第3四半期の分析と2012年〜2016年の予測」(J12161304)にその詳細が報告されています。
【詳細についてはIDC Japanへお問い合わせ下さい】
<参考資料>
・図1.2012年第3四半期 国内携帯電話出荷台数ベンダー別シェア
・図2.2012年第3四半期 国内スマートフォン出荷台数ベンダー別シェア
※添付の関連資料を参照
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