Article Detail
パテント・リザルト、「個別公報 他社特許拒絶件数ランキング2012」を発表
2012年に最も引用された公報は、NECの有機EL関連特許
株式会社パテント・リザルトはこのほど、2012年の特許審査過程において他社特許の拒絶理由通知に引用された件数を集計した「個別公報 他社特許拒絶件数ランキング2012」をまとめました。この集計により、直近の技術開発において各社が権利化する際の阻害要因となる特許が分かります。
集計の結果、2012年に最も引用された公報は、NECの有機EL関連特許「電流制御素子の駆動回路及び画像表示装置(特願2002−070730)」の23件となりました。次いで、ジャパンディスプレイセントラルの公報「表示装置(特願2000−287499)」の21件、ジャパンディスプレイイーストの公報「照明装置を備えた画像表示装置及び画像表示方法(特願2004−366988)」の20件となり、ディスプレイ関連特許が上位にランクインしました。
【個別特許 他社拒絶件数ランキング 上位10】
*添付の関連資料「添付資料」を参照
1位のNECの公報はソニーの出願に対する拒絶理由に多く引用されているほか、富士フイルム、グローバルOLED、三洋電機などの出願にも引用されています。
2位のジャパンディスプレイの公報はもともと、東芝によって出願されました。2012年はシャープの特許など21件に引用されましたが、2012年以前に引用された件数も含めると、これまでに61件の公報の拒絶に引用されており、当該分野における中心的な特許であるこがうかがえます。
そのほか、海外企業の公報では、SHELL INTERNATIONALの公報が、JX日鉱日石エネルギーやCHEVRONなど19件の出願に、MOTOROLA MOBILITYの公報が、パナソニックや京セラなどの16件の出願に引用されています。
※【集計について】
1993年から2012年11月までに公開されたすべての公報について、2012年1月から10月末までに拒絶理由として引用された公報を抽出。さらに出願人と拒絶先の名義が異なるものについて被引用件数順に集計しました。
本ランキングの詳細データを下記の通り、販売しています。
【他社拒絶件数ランキング2012 ご提供データ】
1)ランキングトップ100
調査対象の全公報群の中から、2012年に他社特許の拒絶に引用された件数が多い順上位100件(100件目が多数の場合は同件数の最後まで含めて収録)のリストを提供。
2)上位20件 引用対応リスト
上位20件について、拒絶引用された相手先の公報のリストを集計。
価格:5万2500円
納品形態:上記データを収録したCDを納品。