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日本旅行・アメリカン エキスプレス、「2013年 世界のMICE市場の予測」を発表

2012-12-21

2013年の世界のMICE市場の予測を発表
アジア太平洋地域、MICE関連費用および件数で世界をリード

上海、シンガポール、シドニー、北京、バンコクがアジアの人気都市



 ビジネス・トラベル・マネージメント(BTM)事業のマーケット・リーダーである株式会社 日本旅行・アメリカン エキスプレス(東京都墨田区、代表取締役社長:竹村 章美)は「2013年 世界のMICE市場の予測」を発表しました。これによると、比較的経済の堅調なアジア太平洋地域が、MICE関連費用と会議件数の両方において最大の成長を示す地域になる見込みです。北米の成長は、先行き不透明な経済状況を背景にほぼ現状維持で推移するのに対し、欧州では依然として続く通貨危機、及び一部市場における政治不安によって成長は見込めず、また中南米についても全般的に若干の鈍化、特に会議費用の減少が予測されています。

 以上の予測は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・トラベルが有する世界中のMICE関連のデータ、及び会議の専門家(世界各国の会議プランナー、バイヤー、ホテル業者)への詳細な聞き取り調査に基づくものです。「市場予測」は、予算、費用、件数などの予測を地域別に行い、2013年のMICE関連の主要動向についての洞察、また費用削減策と効率的な企画・運営に関する情報を提供します。

 「企業は、会議・イベントが企業の成長と変革において重要な戦略であると認識している一方で、不透明なグローバル経済の景況のなか、MICEへの投資には慎重な姿勢を示しています」と、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・トラベルのMICE担当 副社長兼ゼネラルマネージャーを務めるアイサ・ジョアネ(Issa Jouaneh)は述べています。「投資利益を最適化するために、細かな支出項目、会議の目的および評価指標を明確にするべきです。」

 「2013年のMICE市場において、アジア太平洋地域は成長が見込まれるのに対し、欧州の成長率は鈍化傾向にあります。また、不透明な経済が続く中で、最も顕著な傾向の一つとして、近場での会議開催が増えつつあります。また会議専門家は、来年はホテル、航空券の団体料金が値上げされると見込んでいます」とジョアネは続けています。

 以下の表は、各地域の会議専門家が行った予測内容の概略です。


※表資料は、添付の関連資料を参照


<世界のMICEの動向>

 2013年に向けてMICEプランナーが直面している課題を調査した結果、世界で下記の共通する傾向が明らかになりました。

 1)予算上の問題から、近場での会議開催が増加−MICE予算の拡大が見込めない状況下でも会議の規模、頻度を維持するために、多くの企業が会議の開催地を世界から国内に、国内から地元に移行させており、更にレストランや水族館などのユニークな場所を開催地に選ぶ傾向も見られます。

 2)「安全と安心」が開催地の選択を左右−2013年のMICE関連の企画においては、政治不安の高まりを受け、特に「安全と安心」の確保が引き続き重視されています。この傾向はホテルにとって、利点とも言えます。例えば、政治不安を抱える地域内にホテル・プロパティーを持つ主要ホテルブランドは、高いレベルでのセキュリティを確保できるというイメージから、会議プランナーに優先的に選択されることがあると回答しています。

 3)MICE関連プログラムの承認獲得が困難に−世界のMICEプランナーの大半が、会議の承認を得ることが以前より難しくなっていると指摘しています。加えて、企業の最新の財務状況が明確になるまではMICE関連予算が承認されない傾向がこのところ顕著になっています。そのため、元々短い準備期間が更に短くなり、ホテルとの交渉に悪影響を及ぼし、結果的に費用が高額になる可能性が生じています。

 4)ソーシャルメディアの活用−MICEプランナーは、ソーシャルメディアを活用し、会議自体の付加価値を高めています。会議開催に先立っては、ソーシャルメディアを使って出席者と事前に交流し、更に出席者が別の出席者と交流できるようにする工夫をすることで、出席者が実際の会議において時間を最大限有効に使えるよう取り計らっています。会議の期間中も、出席者間の交流を深め、教育セミナー、プレゼンテーションと質疑応答、その他の活動の充実度を高めるうえでソーシャルメディアを駆使しています。更に会議終了後も、交流の輪を広げ、期間中に構築された関係を進展させるためにソーシャルメディアは有効な手段となっています。


 本市場予測は一部無料(英語)でご覧いただけます。アメリカン・エキスプレス・ビジネス・トラベルのウェブサイト(http://www.americanexpress.com/meetingsandevents)にて掲載しています。


<アメリカン・エキスプレス・ミーティング&イベントによる予測について>
 「市場予測」は、2013年の主要なMICE関連の動向を世界及び地域レベルで特定することにより、MICEのプロフェッショナルやエグゼクティブが会議投資を戦略的に指揮し、効果的に執行できる支援をするレポートです。「市場予測」は、アメリカン・エキスプレス固有のデータ、第三者の許諾データ、業界情報、「アメリカン・エキスプレス 2013年世界の業務渡航に関する市場予測(アメリカン・エキスプレス・グローバル・ビジネス・トラベル・フォーキャスト2013)」、及び業界オピニオンリーダーへの聞き取り調査など、多数の情報源に基づいて作成されています。情報とデータは、世界各地のアメリカン・エキスプレス・ミーティング&イベント及び北米顧客の会議実績や計画中の会議から収集したほか、MICE専門家を対象に北米、欧州(フランスベネルクス、ドイツ、北欧、スペイン、英国)、アジア太平洋地域、及び中南米の動向調査を実施、さらに大手ホテル業者への調査やフォローアップインタビューも、予測の情報源として用いています。


<株式会社 日本旅行・アメリカン エキスプレスについて(http://www.amex-nta.com/jpn)>
 2001年4月に、アメリカン・エキスプレスと日本旅行の合弁会社として設立。企業の出張事務管理業務全般を一括代行するビジネス・トラベル・マネージメント事業を専門に行っています。業種や業態によって異なる企業の出張管理に関するニーズを的確に把握し、幅広いコンサルティングとマネージメントサービスをお届けしています。

 ※ロゴは、添付の関連資料を参照


<アメリカン・エキスプレス・ビジネス・トラベルについて>
 アメリカン・エキスプレス・ビジネス・トラベルは、出張に関する業務の最適化をサポートし、コスト削減、優れたカスタマー・サービス、経費管理を企業に提供するアメリカン・エキスプレスの組織です。140余ヶ国以上に広がるトラベル・サービス拠点を通じ世界最大級の旅行代理店ネットワークを展開し、中小企業、多国籍企業まで、業界随一の予約技術、専門知識を活かした出張管理コンサルティング、オンラインおよびオフラインでの顧客サービスを提供しています。2011年、世界中で293億ドルの旅行取扱高を獲得しています。


 詳細:http://www.americanexpress.com/businesstravel www.businesstravelconnexion.com
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