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矢野経済研究所、HDD関連世界市場に関する調査結果を発表

2010-12-18

HDD関連世界市場に関する調査結果 2010〜HDD世界市場は2013年に8億450万台へ〜


■調査要綱
 矢野経済研究所では、次の調査要綱にてBGA基板の市場動向、技術動向について調査を実施した。


1.調査期間:2010年9月〜12月
2.調査対象:HDD関連メーカー(HDD=ドライブ5社、HD位=メディア2社、磁気ヘッド1社、基板4社)、SSDメーカー1社(計13社)
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談取材を中心に、電話、e−mail等のヒアリング、各種文献調査を併用。



■調査結果サマリー
◆HDD(ハードディスクドライブ)の世界市場規模は2010年6億4,700万台超の見込み
 2010年のHDD市場は数量ベースでは前年比117.0%で拡大し、6億4,708万台の見込みである。2010年第1四半期から第2四半期は、好調だった2009年第4四半期と比較して販売量が減少し、メーカー各社は生産を抑制しながら在庫を捌く形になった。しかし、2010年第3四半期以降、新興国を始めとする世界的なノートPC市場の好調により2.5インチHDDの販売が大きく伸び、メーカー各社は増産体制に戻り通年では市場が拡大すると予測する。こうした動向に伴い、HD(メディア)、磁気ヘッド市場も拡大傾向にある。

◆SSD、NANDフラッシュが急激に拡大、SSDは2010年に1,000万台へ
 SSD市場は2009年700万台、2010年1,000万台(見込)と急激に拡大している。今後も、SSDの特性であるレスポンスの速さを活かして、ブレードサーバーや、VOD、オンラインのトランザクション向けのサーバ、ポータビリティのプライオリティが高いモバイル機器などに採用される見通しである。

◆2009年から2013年の年平均成長率(CAGR)は9.8%、HDDの市場は今後も拡大
 HDD市場は今後も拡大基調で推移し、2013年には8億450万台と予測する。2009年から2013年の年平均成長率(CAGR)は9.8%と今後も大きな成長が期待できる。その要因として、BRICsやNEXT11をはじめとする新興国での経済発展、EU統合拡大による市場活性化などのマクロ経済の要因からのPC需要拡大、デジタル放送への移行、全情報量の増加による保存需要の拡大、クラウドコンピューティング普及によるiDCの増設、サーバ市場の拡大、外付HDD、iVDR、ホームサーバの普及などが挙げられる。



■資料発刊
 資料名:「2010年版 HDD関連市場の現状と展望」
  http://www.yano.co.jp/market_reports/C52113000


※リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照

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