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クラレ、鹿島事業所で液状ゴム生産設備を増設

2012-12-20

〜タイヤの高機能化に貢献〜
液状ゴム生産設備の増設を決定
〜植物系液状ゴムの本格展開も視野に〜



 株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:伊藤文大)は、高機能タイヤ分野をはじめとする、液状ゴムの旺盛な需要に対応するため、鹿島事業所での増設を決定しましたのでお知らせします。


【設備増設の背景】
 ・クラレグループのコア事業の一つであるイソプレン系事業の拡大戦略の一環。
 ・タイヤ製造時の加工性向上に加え、燃費性能やグリップ性能などタイヤの機能向上に寄与する材料として需要拡大を見込む。
 ・現在、タイヤ用に開発を推進している新規植物系(ファルネセン)液状ゴムの本格展開にも対応。


【設備増設の概要】
 場所:クラレ鹿島事業所(茨城県神栖市東和田36、事業所長:執行役員古宮行淳)
 能力:年産 +7,000トン
 稼働予定:2014年7月

 *参考画像は添付の関連資料を参照


クラレの液状ゴムの特長】
 ・残存モノマー、残存溶媒をほとんど含まないため、ほぼ無臭。
 ・低分子量(6,000)から高分子量(50,000)の銘柄まで取り揃え、幅広い用途に対応。
 ・ゴムと可塑剤の両方の性能を持ち、(※)「反応性可塑剤」としての特性を持つ。
  ※ゴムを柔らかくするために使用するが、一般的な可塑剤と異なり、成形時にゴムと反応することにより分子同士が結合し安定的な状態になるため、ゴム性能の経時変化を抑制することができる。
 ・ゴム製品の製造工程において練り時間を短縮し、必要な電力エネルギーを削減することができる。


 世界のタイヤ需要は新興国に加え、先進国でもタイヤラベリング制度の導入(タイヤ性能をユーザーに分かりやすく等級付けする制度)により拡大が予想されています。当社の液状ゴムは、タイヤ製造時の加工性改良に加え、グリップ性能向上、燃費性能向上などの高機能タイヤ分野に対応できる素材としてグローバル展開を進めてまいります。


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執行役員 伊藤文 茨城県 大戦略 クラレ 神栖市

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