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丸紅と三菱重工、インド政府系電力会社から複合火力発電所リハビリ請負契約を受注

2012-12-19

インド政府系電力会社から複合火力発電所リハビリ請負契約受注の件



 丸紅株式会社(以下「丸紅」)と三菱重工業株式会社(以下「三菱重工」)は共同で、インド国営電力会社であるNTPC Ltd.(以下「NTPC」)から、設備容量663.36 MW(66万3,360kW)のオーライヤ複合火力発電所(*)のリハビリ請負契約を受注し、2012年12月12日に調印しました。

 具体的には、複合火力発電所の中核機器であるガスタービンの改修や制御装置の更新に関する、機器納入・据付工事を含むターンキー契約で、主要機器は三菱重工が供給し、完工は2015年4月の予定です。

 オーライヤ複合火力発電所は1990年より20年以上にわたって高い稼働率で安定した電力供給に寄与しています。今回のリハビリにより、同発電所は設備容量を現状より約55MW(5万5,000kW)アップするとともに、運転寿命を10年以上延長することが見込まれており、これにより、さらに安定した電力供給と同国のインフラ基盤強化に貢献します。

 インドにおいて丸紅と三菱重工はこれまでにも、民間電力事業会社PPN Power Generating Company Private Ltd.向け出力347MW(34万7,000kW)の複合火力発電所を受注、三菱重工が主要機器を供給し、丸紅が据付工事を担当して、2001年に納入しています。このPPNプロジェクトを通じ、丸紅・三菱重工のこれまでの実績と技術的な信頼性が高く評価されたことも、今回の受注を後押ししました。

 インドでは、経済成長に伴って高まる電力需要に供給が追い付けない状況が続いており、今後も同種の発電所改修や、新規の発電所建設計画が数多く計画されています。
 丸紅と三菱重工はこれを機に、更なる事業拡大を目指し、同国の電力不足の緩和やインフラ整備、さらには経済発展に引き続き貢献していきます。

 (*)複合火力発電 ガスタービンでの発電に加え、その際に発生する高温排気ガスを利用して蒸気タービンでも発電する高効率のガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)発電。


<インドNTPC Ltd.概要>
 所在地:NTPC Bhawan, SCOPE Complex, 7, Institutional Area, Lodhi Road,New Delhi−110 003
 設立:1975年11月
 株主:インド政府84.5%、Life Insurance Corporation of India 5.91%、他9.59%
 事業内容:発電・配電・電力卸売


以 上

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