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パナソニックISなど、ONAの災害復旧システムを構築
オムロンが災害復旧(DR)システムを構築へ
〜イージェネラPAN Manager(R)のVerifiable DR機能を採用〜
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:前川 一博、以下:パナソニックIS)とイージェネラ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大木 稔)は、オムロンネットワークアプリケーションズ株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:竹内 拓二、以下ONA)がITシステムの災害対策強化を図るためにイージェネラのPAN Manager(R)の「Verifiable DR(※)(検証可能な災害復旧)」機能を採用したと本日発表しました。
ONAは、この機能を用いたDRシステム構築のため、このシステム全体の納入およびシステム構築を担当するパナソニックISと協力して来春に向けてシステムを展開していく予定です。
【ONAにおけるDRシステム構築の背景】
昨年の東日本大震災後、各企業は、災害時における事業および業務の継続、安否確認など災害時対策に真剣に取組んでいます。ITにおける事業を支える重要システムの稼働維持、災害復旧についても同様です。また、本年ニューヨークを襲ったハリケーン・サンディが電気、水道等のインフラのみならずITインフラにも大きな打撃を与えたことは、記憶に新しいことです。
一方、これまでのDRシステムというと、通常は使わないサーバーを待機系として維持するための無駄なコスト、本番系と待機系を常に同期させるための莫大な管理コストのために、一般的なシステム運用コストの2倍以上の費用がかかり、導入を検討する企業の障壁となっていました。しかし、PAN Manager(R)を使用し、システム構成情報をソフトウエアで管理することにより、通常時は待機系を開発やステージングなどの別の用途で利用できるため、DRシステムの構築・運用コストを劇的に減らすと同時に、システムの確実な切り替えの実現が可能になりました。
このような背景から、世界的な製造企業であるオムロングループは、災害時の迅速な対応とITシステムのさらなる強化の一環として、今般PAN Manager(R)によるDRシステムの構築を決定したものです。
■オムロンネットワークアプリケーションズ株式会社 代表取締役社長 竹内 拓二氏のコメント
オムロングループでは、従来から突然の災害にも対応できる強い企業体質をめざし、さまざまな対策を講じてきました。ITが企業経営に不可欠な存在となるなか、東日本大震災という未曾有の災害を経験したことでDRシステムの構築は喫緊の課題となっていました。
一方、弊社はPAN Manager(R)を2009年に導入、その柔軟性・高可用性を高く評価しています。PAN Manager(R)のDR機能を用いることで、確実なDRシステムを実現できると確信し、今般導入を決断しました。パナソニックISのPAN Manager(R)を用いたDRシステムの構築にも大いに期待しています。
以 上
※DR(Disaster Recovery、ディザスタ・リカバリ)
災害などによって障害が生じたシステムを復旧すること。または、障害が発生した際に、効率よく迅速に復旧するための予防的措置や機能、運用体制。
※Verifiable DR(検証可能な災害復旧)
PAN Manager(R)で管理されているシステム構成情報を本番データの同期のタイミングで待機マシンに自動複製させ、いつでも容易に、また確実にシステム復旧の検証が行えること。
<パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社について>
パナソニックIS(http://is-c.panasonic.co.jp/)は、松下電工株式会社(当時)の情報システム部門が1999年に独立して設立した企業です。
50年近くにわたりシステム構築・運用に携わってきた技術・ノウハウのもと、情報システムの企画・設計から開発・運用・保守までのトータルソリューションを提供しております。
強みは、現場に密着し、現場の課題解決のために試行錯誤しながら培ってきた「現場力」。お客さまの視点で、お客さまにとっての「お役立ち」をお届けしております。
<イージェネラ株式会社について>
イージェネラ株式会社(http://www.egenera.com/jp)はイージェネラInc.(本社:米国マサチューセッツ州ボックスボロー、社長兼CEO:ピート・マンカ、http://www.egenera.com)による全額出資の日本法人です。Converge, Unify, Simplify.を実現したデータセンター向けの統合インフラソリューションにより短時間で容易にデータセンターを信頼性の高いダイナミック・データセンターに変えます。イージェネラのPAN Manager(R)によるソリューションとサービスは、データセンター全体の定量的なコスト節減を図りながら、物理的なものと仮想的なものの一元管理を可能にします。
イージェネラのPAN Manager(R)は、強力なI/O仮想化と集中的なネットワークファブリックにより、高可用性、災害復旧、運用の俊敏性、クラウド・コンピューティングのインフラを提供しています。PAN Manager(R)は、一度設定すれば、いつでも使え、標準プラットフォーム上での物理・仮想インフラの自動化により大幅なコスト削減を可能にします。
※Egeneraおよびイージェネラのロゴマークは米国およびその他の国におけるイージェネラInc.の登録商標です。本プレス・リリースで言及されているその他の製品名、サービスについての商標、登録商標はそれぞれその権利をもつ会社の登録商標です。