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日清製粉、グッドマン・フィールダー社のニュージーランド製粉事業取得と子会社設立を発表
Goodman Fielder社ニュージーランド製粉事業部門の取得
及びニュージーランド子会社設立に関するお知らせ
本日、当社及び当社の子会社である日清製粉株式会社(以下、「日清製粉」)は、オーストラリア及びニュージーランドにおける大手食品企業であるGoodman Fielder(以下、「グッドマン・フィールダー社」)のニュージーランドにおける製粉事業部門(以下、「チャンピオン製粉」)を51百万NZドル(約33億円)で取得する事業譲渡契約を締結することを決定し、同社と当該契約を締結しましたので、下記の通りお知らせ致します。なお、当社及び日清製粉は、チャンピオン製粉を譲り受けるニュージーランド子会社を設立することも合わせて決定致しました。
記
1.本取得の概要
(1)本取得の理由
今回、当社グループが取得するチャンピオン製粉は、ニュージーランド国内シェア約55%を誇る同国最大の製粉メーカーです。2012年6月期の売上げは約150百万NZドル(約100億円)、グッドマン・フィールダー社の同国におけるベーカリー事業への独占供給を担うのみならず、『Champion』や『Grainland』等の現地消費者向けにも認知度が高いブランドを保有しております。
チャンピオン製粉は、北島と南島にそれぞれ1工場を保有、ニュージーランド国内及びオーストラリアから原料小麦調達を行い、ニュージーランド全土で小麦粉、ミックス、ベーカリー関連商材等幅広く供給を手がけております。日清製粉としては、チャンピオン製粉の事業基盤をベースに日本で培った製パン技術等二次加工技術や新規需要創出のノウハウを応用し、チャンピオン製粉の事業を更に拡大していくことを目指します。
今回の取得は、新たな成長機会を捉えて新規海外事業の拡大を目指す当社グループの中期経営計画の一環であり、今年3月に買収した米国のミラー・ミリング社に引き続き、日清製粉の海外生産能力を現状と比較して約30%引き上げます。北米に次ぐ日本向け小麦の主産地であるオセアニアにおける事業展開は当社としては初めてですが、今回の取得を通じて、同地域における原料購買に携わり、小麦関連情報の収集や小麦生産者及び穀物集荷業者との関係を強化することは、今後グローバルな市場で製粉事業の展開を目指している当社にとって、非常に有意義であると考えております。
また、当社グループがニュージーランドに設立する子会社はグッドマン・フィールダー社との間で、ニュージーランドにおける同社への小麦粉の長期供給契約を締結致します。同契約を機に、当社グループは、小麦粉の供給のみならず、グループとしてのノウハウを活かした新製品の共同開発や新規需要の開拓にも積極的に取り組むことで、グッドマン・フィールダー社との関係を強化して参ります。
※以下、「本取得の形態及び取得価額」などリリースの詳細は添付の関連資料を参照