Article Detail
住友スリーエム、超低硬度グレードのフッ素ゴムコンパウンドを販売
3M独自のポリマーデザインにより硬度41デュロAを実現
超低硬度グレードのフッ素ゴムコンパウンドの販売を開始
3M(TM) ダイニオン(TM) フッ素ゴムコンパウンド SFM−40L
住友スリーエム株式会社(本社:東京都世田谷区 代表取締役社長:三村 浩一)はこのほど、3M(TM) ダイニオン(TM) フッ素ゴムコンパウンド SFM−40Lの本格的な販売活動を開始しました。フッ素ゴムとしては画期的な低硬度を実現したコンパウンドです。
フッ素ゴム、アクリルゴム、シリコンゴムをはじめとした各種合成ゴムは、弾性体という特徴を活かし、Oオーリング、パッキン、ホースなど、幅広い産業に関わる部材の原材料として利用されています。中でもフッ素ゴムは耐熱性をはじめ、耐薬品・耐油性、耐候性などに優れていることから、過酷な条件下で利用される部材等の素材として適しています。一方で、弾性体の中でも比較的硬いことから、添加剤等による低硬度化が必要でした。
フッ素ゴムの低硬度化には可塑剤の添加が一般的ですが、含有する可塑剤が表出するブリードによってフッ素ゴム自体の劣化が懸念される課題がありました。
新製品3M(TM) ダイニオン(TM) フッ素ゴムコンパウンド SFM−40Lは、3M独自のポリマーデザインにより画期的な低硬度を実現しました。一般的なフッ素ゴムコンパウンドは硬さ90〜50デュロAですが、新製品では41デュロAを実現しています。フッ素ゴムコンパウンドが備える加工性、成形性のよさはそのままに、可塑剤を一切含まないのでブリードの懸念がありません。耐熱性や耐薬品性、耐油性、耐候性の優れた特性が求められる用途での原材料として活用できます。
3Mのフッ素化学への取り組みは半世紀以上にわたり、ゴムのほかにも樹脂、液体、気体、添加剤など多岐にわたるバリエーションを擁しています。今後も、幅広い用途で、さまざまな条件下で求められる特性に、数多くの製品で応え続けます。
〔フッ素ゴムコンパウンドをシート状に加工した状態での比較〕
※画像は添付の関連資料「参考画像」を参照
<お問い合わせ先>
3M(TM) ダイニオン(TM) フッ素ゴムコンパウンドに関するお問い合わせ
TEL:0570−022−123
3M、ダイニオンは、3M社の商標です。
【3Mについて】
3M(本社:米国ミネソタ州)は新しいアイデアのひらめきを何千もの独創的な製品へとカタチにします。創造性を共有する企業文化は、皆様の生活を豊かにするために途切れることのないテクノロジーを生み出します。3Mはイノベーションカンパニーであり、これからも製品をつくり続けます。世界65カ国以上に拠点を持ち、売上高は300億ドル、社員数は 8万4,000人です。さらに詳しい情報はhttp://www.3M.com(英語)をご覧ください。また、3Mジャパングループに関する詳しい情報はhttp://www.mmm.co.jp(日本語)をご覧下さい。