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三菱電機、インドネシアに空調システム・家電・FA事業の総合販売会社を設立
インドネシアにおける事業拡大の取り組みを強化
三菱電機 インドネシア総合販売会社設立のお知らせ
三菱電機株式会社は、インドネシアに総合販売会社「PT. Mitsubishi Electric Indonesia」(三菱電機インドネシア)を設立し、空調システム・家電・ファクトリーオートメーション(FA)事業の営業を2013年3月に開始します。これら3事業に、現地で製造販売している自動車機器・昇降機事業などあわせ、2015年度にはインドネシア市場での連結売上高230億円を目指します。
<新会社の概要>
名称:PT. Mitsubishi Electric Indonesia(三菱電機インドネシア)
所在地:本社:ジャカルタ市
代表者:寺田 健志
資本金:600億ルピア(約5億円)
出資比率:アジア三菱電機株式会社(本社:シンガポール)70%
三菱電機株式会社30%
登記日:2012年11月5日
営業開始日(予定):2013年3月1日
新会社の事業内容:1.家庭用エアコンや業務用エアコンなど空調システムの販売
2.冷蔵庫など家庭用電化製品の販売
3.FA機器の販売、技術サポート・システム提案
4.マーケティング、税務・法務・労務などの事業支援
人員:約60名(2013年度計画)
※参考画像は、添付の関連資料を参照
<背景と狙い>
インドネシアは、GDP世界第18位のASEAN最大の経済大国であり、人口約2.4億人(世界第4位)のうち19歳以下の割合が4割を超え、今後も高い成長が期待されています。現在、人口の増加を背景に電力や鉄道などの大規模プロジェクトや商業ビル建設などが進行しており、海外からの自動車などの製造業やゼネコンの進出が増えています。
当社は、インドネシアを重点市場の一つと位置づけ、総合販売会社を設立することにより、現在の現地代理店・販売店との連携を強化し、さらなる事業拡大を目指します。
<業内容の詳細>
1.空調システムの販売
個人所得の増加により、さらなる需要拡大が期待される家庭用エアコンは、中間所得者層から富裕層をターゲットに据え、省エネ性能の高い高付加価値機種を主軸に販売拡大を図ります。業務用エアコンは、旺盛な建設需要を背景にビルやホテルなどで需要増加が見込まれ、省エネ性の高いビル用マルチエアコンをはじめ、お客様の多様なニーズにあったラインアップやシステム提案により規模拡大を目指します。
2.家電製品の販売
販売店への店頭支援、研修拡充による販売ルートの強化を図るとともに、新規販売網拡大に注力し、中間所得者層以上をターゲットとして、2ドアおよび3ドアの冷蔵庫などの販売拡大を図ります。
3.FA機器の販売、技術サポート・システム提案
セールス・マーケティングスタッフやテクニカルサービススタッフの増員による販売・技術サポート体制を整備・強化を図り、現地生産台数の増加が見込まれる自動車メーカーや関連部品メーカーを中心に規模拡大を目指します。また、新たに、システムインテグレーター(SI)との連携による鉄道や水処理などの社会インフラ案件や工場やビル向けの省エネビジネスへの取り組みを強化します。
4.その他の事業の支援
今後の発展に向けた社会インフラ整備が進んでおり、ジャカルタにおける地下鉄建設等の交通インフラや電力インフラへの投資がより活発化すると見込まれています。それらに向けた事業展開を加速するため、社会インフラ関連のマーケット情報の収集や税務・労務・法務などの支援を行います。また、新たに展開する事業の立ち上げを支援します。
<当社関連インドネシア拠点>
名称:PT. Mitsubishi Electric Automotive Indonesia
(三菱電機オートモーティブインドネシア株式会社)
所在地:ブカシ市
出資比率:三菱電機100%
事業内容:自動車用機器(電装品)の製造・販売
名称:PT. Mitsubishi Jaya Elevator and Escalator
(三菱ジャヤ昇降機株式会社)
所在地:ジャカルタ市
出資比率:三菱電機41%、三菱電機ビルテクノサービス24%、三菱商事15%、Jaya 20%
事業内容:昇降機の製造・販売・据付・保守
<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 国際本部 地域戦略推進部 アジアグループ
〒100−8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
TEL:03−3218−3182 FAX:03−3218−3455