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矢野経済研究所、UPS市場に関する調査結果を発表

2012-12-10

UPS市場に関する調査結果 2012



【調査要綱】

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のUPS市場に関する調査を実施した。

 1.調査期間:2012年8月〜10月
 2.調査対象:UPSメーカおよび関連企業
 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e−mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

 <UPS(Uninterruptible Power Systems:無停電電源装置)とは>
  本調査におけるUPSとは、コンピュータシステムや通信・放送機器、医療機器、防災機器、クリーンルーム・製鉄所他各種工場設備などの機器・システムに対し、系統電源の停電や瞬時電圧低下が発生した時に電力を供給する装置をさす。

 <UPS市場規模とは>
  UPS市場規模は、UPSと瞬低補償装置〔小容量(1kVA未満)、中容量(1kVA以上〜10kVA未満)、大容量(10kVA以上)に区分〕を対象に算出した。


【調査結果サマリー】

 ◆UPS市場規模は2011年度786億円、2012年度776億円を見込む
  2011年度のUPS市場は、東日本大震災後の電力供給不安が個人や小規模事業者の需要を引き出し、上期に小容量UPSの国内在庫がなくなるという事態が発生、需要が急拡大した。その結果、2011年度のUPS市場規模(メーカ出荷金額ベース)を、前年度比8.8%増の786億45百万円と推計した。2012年度は、企業の設備投資も回復傾向にあるものの、前年度の反動から小容量UPSが減少し、前年度比1.3%減の775億98百万円と見込む。

 ◆情報サービス分野向け需要の好調続く
  当初、パソコンやサーバなど情報機器単体のシステムダウン防止を目的として1kVA未満の小容量UPSの導入が進んだ情報サービス分野向け需要であるが、その後データセンタの普及により中大容量UPSの需要も拡大した。その結果、情報サービス分野向け需要は、2011年度UPS市場規模の過半を占めた。

 ◆2015年度のUPS市場規模を773億円とほぼ横這いで予測、新機能で拡大を期待
  今後のUPS市場はほぼ横這いで推移し、2015年度のUPS市場規模(メーカ出荷金額ベース)を773億円と予測する。ここ数年で、UPSに長時間補償や使用電力ピークカットなど新機能が付加され、平行してUPSへのリチウムイオン電池の採用もいよいよ本格化するとみる。新機能の効果と価格がユーザーの理解を得られれば、その後、UPS市場は拡大に転じると予測する。


【資料発刊】

 資料名:「2012 拡大するUPS市場」 http://www.yano.co.jp/market_reports/C54300900


 *以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照


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