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日本IBM、パブリック・クラウドと企業内システムを数日でつなぐソリューション製品を発売
パブリック・クラウドと企業内システムを数日でつなぐソリューション
日本IBM(社長:橋本孝之、NYSE:IBM) は本日、パブリック・クラウドと企業内システムをわずか数日間の作業で連携できるソフトウェア新製品「IBM (R) WebSphere (R)Cast Iron(ウェブスフィア キャスト アイアン)」製品群を発表し、12月16日より提供を開始します。新製品は、本年5月に買収を発表したCast Iron Systems社との統合後初めての製品で、日本語版は初めての提供となります。
従来、企業内に構築していた販売、会計、顧客管理といった基幹アプリケーションは、相互にデータを連携させることで業務処理を実現していました。近年、ITコストの最適化を目的に、顧客管理など一部の業務機能に関して外部のパブリック・クラウド・サービスを利用する企業が増えています。一方、外部のパブリック・クラウド・サービスと社内の基幹アプリケーションとのデータを連携させるには、一般的に数ヶ月かけて連携プログラムを開発する必要があり、「すぐに利用できる」というクラウド・サービスのメリットを十分に活用できていないという課題があります。
本日発表の新製品「IBM WebSphere Cast Iron」は、パブリック・クラウド・アプリケーションと、パッケージ製品を含む企業内基幹システムとを、迅速かつシンプルに連携することのできる製品です。「顧客情報の一元的な閲覧」、「企業全体での発注情報をCRM アプリケーションから1つの画面で閲覧」、「各システムで分散して保有している顧客情報の一元管理」といった、連携パターンがあらかじめテンプレートで定義されているため、連携のためのプログラム開発が不要になります。
これによって、開発やメンテナンスのコストを大幅に削減することができます。米国での過去の実績では、従来の連携プログラムを開発する場合と比較し、最大で80%のTCO(総保有コスト)を削減しながら、通常数ヶ月かかるシステム連携プロジェクトを、わずか数日で実現した例もあります。
「IBM WebSphere Cast Iron」の機能詳細は以下のとおりです。
−多くの企業で採用されている SaaS や基幹アプリケーションを標準でサポート多数のアプリケーションをサポートしているため、お客様の幅広いシステム間連携のニーズに対応。
−アプライアンスとソフトウェア単体の2形態での提供
ハードウェアと一体になったアプライアンス「IBM WebSphere DataPower (R) Cast Iron Appliance XH40」とソフトウェア「IBM WebSphere Cast Iron Hypervisor Edition」での提供のため、お客様の利用形態にあわせて選択が可能。アプライアンスの場合、導入に関わるハードウェアの調達、システム構成が不要のため、すぐに連携プロジェクトを開始可能。
− 多様な連携シナリオをサポート
パブリック・クラウドと企業内システム間のデータ交換や、「UI マッシュアップ」といわれる両システムのデータを1画面で表示するといった、お客様が必要とされると思われる様々なシナリオを備え、ユーザーの業務生産性向上をサポート
新製品の使用料金は以下のとおりです。
・IBM WebSphere DataPower Cast Iron Appliance XH40
一括料金 ¥6,435,000〜
・IBM WebSphere DataPower Cast Iron Appliance XH40
年額料金 ¥2,574,000〜
・IBM WebSphere Cast Iron Hypervisor Edition
一括料金 ¥4,290,000〜 (PAX料金、注)
・IBM WebSphere Cast Iron Hypervisor Edition
年額料金 ¥1,716,000〜 (PAX料金)
本日発表の製品は、IBMおよびIBMビジネス・パートナー経由で販売します。
製品の詳細は、以下のサイトをご覧ください。
http://ibm.com/software/jp/websphere/castiron/
以上
注:PAX(パスポート・アドバンテージ・エクスプレス)料金: 1年間のバージョンアップ・保守料金を含む、ソフトウェアの使用料金。
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