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日本NI、コスト削減に貢献するベクトルネットワークアナライザを発売
日本NI、NI PXIベクトルネットワークアナライザを発売
―半導体、携帯デバイスメーカーのテストにかかるコスト削減に貢献
【ニュースハイライト】
・NIベクトルネットワークアナライザ(VNA:Vector Network Analyzer)は、高速自動計測を可能とし、充実した機能を備えたアーキテクチャで、テストシステム開発の簡素化を実現することで、テストにかかるコストの削減を可能とします。
・VNAの機能を備えた新しいNI PXI Expressモジュール製品の登場により、精密なDC計測、高速アナログ/デジタル計測などが可能な、PXIベースのテストシステムが完成します。
【ニュースリリース】
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下 日本NI)は11月28日、ますます複雑化するRFテスト要件に対し、従来のラックアンドスタック型ソリューションの数分の一の費用・規模・時間で対応できるよう最適化された、ベクトルネットワークアナライザ「NI PXIe−5632」を発売いたします。この新しいPXI Express VNA製品は、画期的な2電源系統(デュアルソース)構造となっており、300kHzから8.5GHzの周波数範囲に対応し、電源と電源アクセスループを個別に調整することで、様々な計測アプリケーションに使用できるようになっています。
【ナショナルインスツルメンツ バイスプレジデント(RF研究開発担当)Jin Bainsのコメント】
「NIは今後もRFとマイクロ波計測器への投資を継続し、ハイエンドアプリケーションへのPXIの導入を推し進めてゆきます。NI PXIe−5632 VNAに搭載された一連の機能により、ネットワーク計測にかかるコストを大幅に抑えることが可能となります。これは特に、非常に高精度かつ高速での計測が求められ、さほど広いスペースが取れないような大容量の自動テストアプリケーションで顕著に実感できるものと考えます。」
【機能】
・2ポート、3スロットのPXI Express VNAで、300kHzから8.5GHzの周波数範囲に対応
・出力範囲は−30dBmから+15dBm(0.01dB刻みで設定可能)で、動作中のデバイスのコンプレッション測定やSパラメータ測定が可能
・電源アクセスループを備えた2電源系統で、パルス状のSパラメータ測定と、幅広い電源範囲に対応
・周波数変換器とホットSパラメータの測定用に個別に調整された電源を使用した、周波数オフセット機能が利用可能
・NI LabVIEW(注1)、ANSI C、.NETに対応した業界トップクラスのプログラミングインタフェースにより、RFの計測品質を落とすことなくプログラミングの簡素化を実現し、テスト開発にかかる期間を短期化することが可能
(注1)NI LabVIEWについて
計測/テスト/制御システムの開発に使用されているプログラミング環境。テキスト行ではなくドラッグアンドドロップ式のグラフィカル関数ブロックでプログラミングでき、直感的なフローチャート表現によりコードの開発や管理、解釈が簡単に行える。
以上
※製品画像は添付の関連資料を参照
<日本ナショナルインスツルメンツについて>
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(http://www.ni.com/jp)は、1976年以来、生産性を高めイノベーションを後押しするツールを世界中のエンジニアに提供してきた米国ナショナルインスツルメンツの日本法人です。NIの「グラフィカルシステム開発」手法は、統合されたソフトウェア/ハードウェアプラットフォームを導入することで、計測・制御機能を必要とするあらゆるシステムの開発を迅速化します。技術によってよりよい社会を目指すというNIの姿勢と長期的ビジョンは、顧客や取引先、従業員の成功にも貢献しています。本社はテキサス州オースチンにあり、従業員数は6,400名以上、セールスオフィスは世界40ヶ国以上にあります。日本においては、日経ビジネス誌に掲載される2012年度版「働きがいのある会社」(従業員25〜249人の部門)において第3位に選ばれています。
【お問い合わせ先】
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
プロダクト事業部 営業部
TEL:0120−527196
FAX:03−5472−2977
E−Mail:salesjapan@ni.com
LabVIEW、National Instruments、NI、ni.comはナショナルインスツルメンツの登録商標です。その他の企業名ならびに製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。