日本ＴＩ、定電流ＤＣ／ＤＣ降圧型コンバータ「ＴＰＳ９２５１０」を発表

日本ＴＩ、周波数同期、ＰＷＭ調光および
過熱フォールドバックなどの機能を統合した
業界初のＬＥＤドライバを発表

入力電圧動作範囲が広く、制御用ＭＯＳＦＥＴを内蔵し、
高輝度ＬＥＤを駆動する出力電流１．５Ａの定電流ＤＣ／ＤＣ降圧型コンバータ



　日本テキサス・インスツルメンツは、業界をリードする周波数同期、ＰＷＭ（パルス幅変調）による調光および過熱フォールドバックなどの機能を統合した、出力電流１．５Ａの定電流ＤＣ／ＤＣ降圧型コンバータとして、『ＴＰＳ９２５１０』を発表しました。『ＴＰＳ９２５１０』は、３．５Ｖ〜６０Ｖと広い入力電圧動作範囲を備え、制御用ＭＯＳＦＥＴを内蔵しています。ＴＩのＷＥＢＥＮＣＨ（Ｒ）　ＬＥＤ　Ａｒｃｈｉｔｅｃｔと共に使うことで、車載、産業用および一般用イルミネーションなどの各種ライティング・アプリケーションにおいて、最大１７灯の高輝度ＬＥＤストリングを最大９７％の高効率で駆動する電源管理回路の設計が可能になります。製品の詳細およびサンプルのご注文については、http://www.tij.co.jp/tps92510-pr-jpをご覧ください。

　『ＴＰＳ９２５１０』は、通常の降圧型ＬＥＤドライバ製品と異なり、内部発振のクロックまたは外部のＰＷＭクロック信号源と同期した、固定のスイッチング周波数で動作可能です。複数のストリングを実装する場合、外部クロックを使うことで、照明アプリケーションで目に付くビート周波数を排除できると同時に、ＥＭＩフィルタの設計を簡素化できます。過熱フォールドバック機能は、ＬＥＤの過熱状態においても、いくらか低下した照明出力を保つことができ、照明環境の安全性を向上します。

　『ＴＰＳ９２５１０』は、出力電流０．５Ａの『ＬＭ３４０２』　同１．０Ａの『ＬＭ３４０４』および、ＬＥＤ開放保護、低電力シャットダウンおよび過熱シャットダウン内蔵で出力電流１．５Ａの『ＬＭ３４０６』ヒステリシス、定電流ＬＥＤ非同期降圧型レギュレータをはじめとした、ＴＩのＬＥＤドライバ製品ポートフォリオに加わります。ＴＩのＬＥＤ照明向け製品の詳細については、http://www.tij.co.jp/lighting-pr-jpご覧ください。


＜『ＴＰＳ９２５１０』ＬＥＤドライバの主な特長と利点＞
　・３．５Ｖ〜６０Ｖと広い入力電圧動作範囲が、エリア照明および街路灯などの幅広いＬＥＤ照明向けアプリケーションをサポート
　・１００ｋＨｚ〜２．５ＭＨｚと広い固定スイッチング周波数範囲で同期動作が可能であることから、変換効率またはソリューション・サイズに最適化が可能
　・外付けのサーミスタ（ＮＴＣ）によるＬＥＤの過熱フォールドバック機能が、ＬＥＤアレイを過熱から保護すると同時に、低下した照明出力を保持
　・１００Ｈｚ〜１ｋＨｚの範囲の、専用のＰＷＭ調光入力により、色の変化や発光のちらつきなしでＬＥＤの輝度を調整


＜供給、パッケージおよび価格について＞
　現在、『ＴＰＳ９２５１０』は量産出荷中で、ＴＩおよび販売特約店から供給されます。パッケージは４．９ｍｍ×３ｍｍの１０ピンＰｏｗｅｒＰａｄ（ＴＭ）　ＭＳＯＰです。１，０００個受注時の単価（参考価格）は１．６５ドルです。



※以下、製品画像と「特性表」などリリースの詳細は添付の関連資料を参照



【お問い合わせ先】
　日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
　プロダクト・インフォメーション・センター（ＰＩＣ）
　ＵＲＬ：http://www.tij.co.jp/pic



以上